目的の為には手段を択ばない、
魔性の女、梨花。
いつも笑顔を絶やさない。
しかし、それ故にかえって敵を作ってしまう少女、優子。
みぃたんの父親が梨花と再婚をする。
なにか魂胆があってのことと勘ぐってしまうものの、
みぃたんを強く愛する梨花。
みぃたんの父親がブラジルで暮らすと言い出し、
日本に残ることにしたみぃたんと梨花。
梨花はみぃたんをすぐに手放すのではないかと思っていたが、
二人の生活を懸命に守り大切にする梨花。
ギリギリの経済状態で暮らすみぃたんと梨花。
みぃたんにピアノを習わせるために、
富豪の男を見つけ再婚する梨花。
流石、魔性の女とも思えるが違和感も感じる。
ここは息苦しい。
みぃたんを残し家出をしては戻ってくる梨花。
なにか裏があるのではと勘ぐってしまう。
お世話になった富豪の男と離婚し、
今度は、愛情あふれる男性と再婚する梨花。
これにも、なにか魔性の女なりの理由があるのではと、
勘ぐってしまう。
しかし、最後にわかる梨花の愛情。
手段を択ばなかったのは、すべて優子のため。
その時、その時で優子にとって最適な男性を見つけては、
結婚を繰り返してきたのだ。
梨花の優子への愛情を理解し、優子を愛し大切に育てた父親たち。
梨花の優子への愛情を理解できる男性を選んだ梨花の思惑。
その思惑は上手に働く。
実の父親。
富豪の父親。
愛情あふれる父親。
優子というバトンは次々と渡され、
最後には優子が愛する男性に託される。
そのバトンリレーを演出したのは梨花。
いろいろなことがあったが、それでも皆が幸せ。
それは皆が優子を愛しているから。
そして、梨花を理解し愛していたから。
母親とも呼べる梨花の大きな愛情が、
心に熱く染みる映画。
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