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タイトル な行 の記事一覧
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  羊の木  
2019.09.26.Thu / 17:13 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






他人を受け入れるのは難しい。
相手が異質な点、理解できない感情を有していれば、
それは、なおさらだ。

富山県の片田舎に越してきた六人の受刑者、殺人犯。
彼らに、どう接すればよいのか、戸惑う青年。

羊の木とは、甘美な幻想なのだろう。
いつかは、彼らとも解りあえる。
受け入れることができる。
そんな甘い夢。

けれど、
二人の生贄が海に飛び込み、
しかし、生き残れるのは独りのみ、
というのは、とても寂しい。
相容れない者同士、どちらか片方だけが生き残れる世界。
そんな世界は、とても寂しい。


他人を受け入れることの難しさ、
しかし、少しづつ寄り添い、共存していくことの喜び。
そんな難しさと喜びが心に残る映画。



国家的なプロジェクトとして犯罪者を更生させるため、
そして、過疎化の対策として、
仮釈放された六人の殺人犯を受け入れた魚深市。
彼らの受け入れ担当となった、月末。
実直で真面目、しかし奥手な青年。
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  野のなななのか  
2019.08.29.Thu / 20:58 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






92歳にして大往生を遂げた老人。
その老人の葬儀に集まった一族の人々。

反原発を描いた映画かもしれない。
戦争の悲惨さを描いた映画かもしれない。
あるいは、芦別の美しさを描いた映画かもしれない。
しかし、それ以上に印象的なのは、命の繋がり。

命は死ねば、そこで総てが断たれるわけではない。
様々な繋がりを残し、続いてゆく。

輪廻転生、非業の死を遂げた少女が生まれ変わる。
祖父が遺した古物商を受け継ぐ。
普段は会う機会が無い人々が集う。故人について語り合う。
故人が如何に自分の人生に影響を与えたのか。
過去が如何に故人を含めた自分たちに影響を与えたのか。
普段は会うことが無い人々が集い、今を語る。
そして、それらは未来の生き方にも影響を与える。
振り返り、見直す猶予を貰える。

命は繋がってゆく。
それは直接的にも、間接的にも。
そんな言葉が実感できた映画。




芦別市で古物商、星降る文化堂を営んでいた鈴木光男。
しかし、光男にも、最後の時が訪れる。
▽Open more.
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  ナイトクローラー   
2019.02.21.Thu / 19:09 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






成功の為ならば手段を選ばない男。
しかし、彼を生んだのは、現代社会。

学歴が無ければ仕事を得られない社会。
ネットで垂れ流される成功の秘訣。
刺激的な場面を求め続ける聴衆。
視聴率の為、嘘で観衆を煽るディレクター。

このまま成功への道を突っ走るのか?
それとも破滅へと転落していくのか?
嫌悪感を抱きつつも目が離せない。
とても刺激的な映画。




恐らくは、これも彼の思いつきなのだろう。
公共施設である金網や蓋を換金して金を稼ぐ、ルイス・ブルーム。
ギラギラした眼差しが印象的な男。
▽Open more.
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  ノクターナル・アニマルズ  
2018.12.31.Mon / 11:24 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






20年も前に別れた夫から送られてきた小説。
それは、彼の復讐だったのか?

現在と過去、小説の世界。
その三つが交互に交わる不思議な映画。
それ故に様々な解釈が可能なのだろう。

人生を選択した女性。
しかし、その選択は正しかったのか、間違っていたのか?
けれど、たとえ間違っていたとしても、
やり直すことはできない。
なぜなら、その選択をした自分は、すでに過去の自分。
すでに存在しない人間。
どんなに後悔しても過去には戻れない。

絶望に向かって生きなければならない。
そんな女性の哀れさが心に重く圧し掛かる映画。




芸術作品のディーラーとして成功したスーザン。
人もうらやむような優雅な生活を送る女性。
そのスーザンの元に送られてきた小説、ノクターナル・アニマル。
それは元夫とスーザンの過去を投影した作品。
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No.1649 / タイトル な行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
  ニュースの真相   
2018.12.06.Thu / 21:08 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






真実を報道することの難しさ。
細部までもが完璧に正しく無ければ、
簡単に真実は疑われ、崩され、反撃されてしまう。
為政者の不正を糾弾するのであれば、
それは尚更なのだろう。

報道する者には責任があり、さらには、
リスクを背負わなければならない。
そして、その使命を全うするには、
強くなければならない。
そんなこと描いた映画かもしれない。

しかし、この映画が本当に描きたかったことは、
報道は脆くも崩れ去るということなのだろう。
為政者にとって都合の悪い報道をしたジャーナリストは、
僅かな隙をつかれ、自由を奪われ、
報道を訂正させられるどころか、
報道の現場から追い出されてしまう。

真実の脆さ、報道の脆さ。
それらに、やり切れない思いをさせられた映画。
▽Open more.
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