夜のピクニック 

「ネタバレ」あり。ご注意願います。




親友にも打ち明けることができない秘密を抱えた少女。
歩行祭の夜という特別な夜に、賭けをする。
しかし、無情にも時間は過ぎ去り、
なにもできないままに、すでにゴールは、もう間近。
しかし、少女を助けたのは彼女を取り巻く友人たち。
そして、幸せな出発点にゴールできた二人。
特別な夜と友人、このどちらかが欠けても、
きっと、このゴールにはたどり着けなかったのだろう。
特別な夜に、奇跡をもたらした友情を描いた映画。



ただ歩くだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう。
24時間かけて80キロを、ただひたすら歩き続ける歩行祭。
単に並んで歩くだけの夜なのに、それは、特別な時間。
さまざまな人のさまざまな想いが交差する夜。

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陽気なギャングが地球を回す 

「ネタバレ」あり。ご注意願います。


俺たちなら、もっと上手くやれる


どんでん返しがあるストーリー展開よりは、
魅力的なキャスト、メンバー個々の面白さ、
わくわくさせられる雰囲気が楽しめる映画。

頭脳明晰で、人の嘘を見抜くことができる、成瀬。
正確無比な体内時計と凄腕の運転技術をもつ、雪子。
スリの天才にして、動物をこよなく愛する、久遠。
ロマンを求める演説家、響野。
ふとしたきっかけで出会った4人。
穴だらけの計画で実行された銀行強盗を見て、
「俺たちならば、もっと上手くやれる。」

上手くやる、という意味は、単に成功させるという意味ではない。
スマートに、エレガントに、そして、人々からも喜ばれ、
犠牲者も決して出さない。
そんなことまでをも、意味しているのだろう。
なによりも重要なことは、
そこにロマンがなければいけないということだ。

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雪に願うこと 

「ネタバレ」あり。ご注意願います。


困難に負けそうになった時
人には帰れる場所がある
自分に再び力を与えてくれる場所が


人生に挫折し、
自分が人生のどん底に落ちたと、おもっていた男。
しかし、彼は、単に自分が困難から逃げていただけだと気づく。
そんな男が再び人生の困難に挑む。
人生で、困難な状況に直面した時、
帰ってこれる場所があるということは良いことだ。
そんな場所が自分に力を与えてくれる。
一度は逃げ出した男。しかし、
彼が再び困難に挑戦するまでを描いた映画。


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夕凪の街 桜の国 

「ネタバレ」あり。ご注意願います。




六十年経った今でさえ、
なお続く被爆者達の苦しみ。そして苦悩。
誰かが自分達をまとめて殺そうとした。
誰かが私を死んでも良い人間と判断し、殺そうとした。
しかし、生き残ってしまった。
生き残ったことは、果たして許されることなのか。
自分は、生き残っただけの価値がある人間なのか?

被爆者という呪い、そして差別。
その中でも、懸命に生き、幸せを掴もうとする人々。
原爆投下を決めた人々の知らない所で、
今なお続く人々の悲劇、しかし、
その悲劇に負けず懸命に生きてきた人々、
そして、生きようとする人々を描いた映画。

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ゆれる 

「ネタバレ」あり。ご注意願います。


所詮、人は自分という基準でしか
他人を計れない
他人の中に見たと思った
憎しみも、裏切りも、嫉妬も
全ては自分がしてきたこと
抱いてきたもの


120分という短い時間に、
弟の兄に対する想いが大きくゆれる
そして弟は、果たして最後には真実にたどりついたのだろうか?
そんなゆれる想いが凝縮された映画。

智恵子を殺したのは、それは、二人の兄弟なのだろう。
二人の兄弟の行為が、ともに彼女を殺してしまったのだ。
少なくとも、弟は、そう感じていたに違いない。
「智恵子は人に殺されるような子なのですか?」
人に殺されていい人などは決していない。
しかし、殺されてしまった智恵子。
自分が智恵子の殺人に関与していると感じている弟には、
その問いかけには、答えることができなかった。

そんな中、お互いを助けたいと願う兄弟。
しかし、弟の気持ちは、純粋に兄を想ってのことなのか?

弟が兄を助けようとしたのは、
紛れもなく、自分を助けようとしたためだ。
兄の無実は自らの無実。
自分が兄を追い込んだなどとは、思いたくもない。
無実となった兄の姿を見ることで、
そして、自らを責めて苦しむ兄を助けることで、
弟は、自らの自責の念を軽くしていたに違いない。

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