レオン  
2001.12.31.Mon / 22:02 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。

殺しでか愛を表現できない
あまりに幼く
不器用な純愛


恋人を失い、人を殺してしまい、
心を凍らせてしまったレオン。
もう、普通の生活には戻れないし、戻る意味もありません。
殺し屋としてはプロであっても、
映画を見る彼は、無邪気そのもの。
奇妙であやういバランスをとりながら生きている、
さびしくて悲しい殺し屋です。
家庭にも学校にも、居場所がないマチルダ。
かばってくれる大人、やさしくしてくれる大人、
理解してくれる大人すらいませんでした。
唯一の心のよりどころは、4歳の幼い弟だけでした。

そんなさびしい同士の二人が心を通わせ、
少しずつ何かが変わってゆきます。
しかし、その意味するところを私たち観客はよく知っています。
レオンのあやういバランスが崩れたとき、
彼に待っているものは死あるのみ。
しかし、それでも、その道を歩もうとするレオン。
そんな、死への予感が、この映画をとても切ないものにしています。

そして、ついにレオンはマチルダの復讐を決意します。
心を凍らせて生きてきた彼には、「殺し」が生活のすべて。
これ以上の愛情表現が見つからなかったのでしょう。
そして、それは彼自身の破滅をも予感させます。

レオンただ一人を殺すために集められた多数の警官たち。
しかし、それでも警察の包囲網から脱出できたレオン。
目の前に見える自由。
私たちの予感は裏切られ、幸せなラストシーンが訪れるはずでした。
しかし、レオンの後ろから登場した悪徳警官スタンにより、
無残にも私たちの予感は的中します。

大都会にあっては、彼の死など、誰の関心も引かない
些細な事なのかもしれません。
もしくは、凶悪な殺し屋としてのみ、
少しの間は語られるのかもしれません。

しかし、彼のやさしさを、マチルダだけが知っています。
あの地上に植えられてた植木鉢とともに。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.101 / タイトル ら行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from 猫人 -

こんばんわ、ヤンさん♪

マチルダに出会った事で運命が変わってしまったレオン
でもラストの外の光と共に“何か”を掴んだレオンは
幸せだったのかなぁって
ヤンさんも言われる通り、
その“何か”はしっかりとマチルダが受け付いた事でしょう

悲しい作品ではありますがどこか希望にも満ちているお話しは
何度観ても感動します♪

また遊びに来ます~(^^ゞ

2011.01.14.Fri / 23:17 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

猫人さん、こんにちは。

確かに名作ですね。
思わずコメントを書き込んでしまいました。

ラストは悲劇的で哀しい作品ですが、
希望も確かにありました。
そこに救われた感じもしました。

ちなみに、私の携帯の着信音は、
“Shape of my heart”

それじゃ、また。

2011.01.15.Sat / 11:08 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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12才の少女に愛された殺し屋 今更ながらレオンのレビュー(^_^; 何回も観てる大好きな作品だけど、今回初めて完全版を鑑賞♪ 22分もの未公開シーンを追加してるなんて知らなかった~ 受けた仕事は完...
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