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  unknown アンノウン  
2012.11.08.Thu / 22:36 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






この映画を未見の人は、映画を見てから下記を読んでください。
ネタバレ満載なので。
お願いします。



失われてしまった記憶。
自分は誘拐犯なのか、被害者なのか?
犯罪者なのか、善良なる者なのか?
そして目の前にいる男たちを、
信じてもいいのだろうか?

失われた記憶ゆえに本能に従って行動する男たち。
そして同じ不安、同じ状況が、一体感を生み、
何時しか友情のような信頼関係を生んでゆく。
そして、その友情が彼らの窮地を救ってゆく。

極限に追い詰められたが故に築かれた男たちの友情。
その強さが、印象に残る映画。
しかし、明かされる意外な真相。
果たして男の友情と女の誘惑はどちらが強いのか?
そんなことも気になる映画。
閉ざされた倉庫に閉じ込められた男、5人。
事故により一時的な記憶喪失に陥ってしまう。
分かっていることは、
自分たちの誰かが誘拐犯人で、誰かが誘拐された者。
自分自身が誰なのかすら、分からない。

間違った相手を信じれば、それは身の破滅。
しかし、協力し合わなければ助かることは不可能。
時にいがみ合い、時に裏切りながらも、協力して脱出を試みる彼ら。
本能と勘で行動する男たちの選択が、なかなかに面白い。

直前で記憶を取り戻す者や死んでしまう者もいたが、
三人の男たちに、同じ境遇の中にいるからこその友情が芽生えてゆく。


正体は社長であった男が、相手を信じた時に発した台詞
「記憶で本当の自分が決まるわけじゃない。」
やはり、この人は社長の器なんだろうなと感じさせる。
「君だけが信じられる気がする。君が絶対マッケインだ。」
自分の勘で相手を心から信じる。これも人の上に立つ人っぽい台詞。


徐々に戻りつつある記憶の中で、おぼろげながらも、
自身の正体が実は誘拐側の人間であったのではないか、
と感じた時の落胆したような表情が印象的。

自分が誘拐犯側だと分かり、残りの二人を殺すように言われた時のとまどい。
そして、やはり殺すことができないのは、嬉しい展開。


そして、その男の窮地を身の危険を顧みず救った、もう一人の人質。
なんだかんだと、文句を言っていたが、やはり彼も男だったのだ。


極限に追い詰められたが故に築かれた男たちの友情。
その友情が彼ら自身の窮地を救ってゆく。
しかし、最後に明かされるどんでん返し。
男が最後に取った行動は、やはり、社長を裏切る暗示なのか?
それとも、女の誘惑への拒否なのか?
男の友情と女の誘惑はどちらが強いのか?
そんなことも気になった映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1039 / タイトル あ行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!
全員が記憶喪失という設定が、
面白い密室心理劇を作り上げていましたね。
記憶は失っていても、物腰や考え方などで、
なんとなく何者か分かる部分がありましたね。
私なんかは、俳優で見当をつけたりしてました(^^;

ラスト 私は、男の友情のほうが勝った気がしましたよ。
ヤンさんはどうでした?

2012.11.10.Sat / 17:05 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

そうそう、実は役者で見当がついてしまったりして、、
でも、バリー・ペッパーさんは、どちらの役にも配役されそうな気が、、
そう考えると、グレッグ・キニアさんも、そうかも、、、、、

ラストは、私もそう思いたいです。
でも、現実は厳しいかもしれません。

それじゃ、また。

2012.11.10.Sat / 22:28 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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最後まで 善い者なのか悪い者なのか、どっちなんだ? 記憶喪失が引き起こすパニック。 B級っぽいのに、有名俳優が多く出てます。 監督:サイモン・ブラッド 製作:2006年
2012.11.10.Sat .No539 / RockingChairで映画鑑賞 / PAGE TOP△

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