マルタのやさしい刺繍  
2013.01.17.Thu / 18:25 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






夫に先立たれてしまった、おばあさん。
しかし見つけ出すことが出来た新しい生きがい。
それど、邪魔をする男たち。

生きがいとは、その人らしく生きること。
生きがいを失うことは死ぬことと同じこと。
しかし、それを公的秩序を名目に奪おうとする人々。
許そうとしない夫や子供たち。
単に価値観が違うだけのはすなのに、、、

自分たちの価値観に合わなければ、
それは諦めさせなければならない夢なのか?
それは、おばあさんの生きがいを奪えるほどに、
正しいことなのか?

年を取っても夢を持ちたい。
夢を始めるのに年齢なんて関係ない。
それが、この映画のテーマなのだろう。
けれど、それを奪うことの非道さがとても印象深い。
だからこそ、生きがいの大切さが感じられる。

夢の大切さ、生きるということの意味。
そんなことを再認識させてくれる映画。
そして、とても、ほっこりとさせてくれる映画。




夫に先立たれ自暴自棄。
生きる気力をうしなった、マルタおばあさん。
けれど、心配してくれる友達が与えてくれた、きっかけ。
そのきっかけにより、昔持っていた夢を取り戻すことができた。
昔の夢を取り戻すことができてからのマルタは、
生き生きとして、本当にうれしそう。
これが本当に生きている、ということではないのだろうか?
やがて、マルタに感化されるがごとく、
マルタの友人たちも自身の生きがいを見出してゆく。
しかし、それを邪魔する村の男たち。
選挙に勝ちたい。より高い地位に就きたい。
その為には合唱祭を成功させなければ、、、
それが、その町の権力者であるフリッツの野望。
だから、マルタおばあさんのランジェリーショップが気に入らない。
しかし、選挙云々よりは実は自分の意に従わない者たちを快く思わない。
自分の価値観に合わないものは徹底的に排除したい。
そんな感覚がフリッツにはあるのだろう。
そして、それは、マルタの息子であるヴァルターも同様だ。

この映画では、男たちを徹底的に悪役として描いている。
映画の演出上、仕方のないことかもしれない。
こんなに酷い男たちだけではないはずだ、と言いたくはなるが、
しかし、男たちは少なからず、上記の感覚を持ち合わせているのだろう。
主人に反対されたから。許してもらえないから。
諦めるしかなかった妻たち。
そんな事にも、象徴されているように感じられる。

合唱祭の当日。しかし、マルタの店に撒かれてしまった家畜たちの糞尿。
それに激怒したマルタおばあさんは、合唱祭に乗り込んでゆく。
フリッツに対して自分が言いたいことを上手く言えずに躊躇していると、
村の人々が次々と助けてくれる。
その光景がなんとも、嬉しくて微笑ましい。

年を取っても夢を持ちたい。夢を始めるのに年齢なんて関係ない。
それが、この映画のテーマなのだろう。
けれど、それを奪うことの非道さがとても印象深い。
しかし、最後には取り戻すことができたマルタおばあさん。
夢の大切さ、生きるということの意味。
そんなことを再認識させてくれる映画。

最後に三人のおばあさんがピクニック。
そんなシーンに、とても、ほっこりとさせてくれた映画。

このピクニックに、
最初からマルタおばあさんを支えてくれた快活なリージがいれば、
なお良かったように感じられる。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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