トラ・トラ・トラ!  
2013.02.07.Thu / 20:36 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






前半は史実を忠実に、かつ、
公平に描こうとした若干薄味の人間ドラマ。
しかし、後半は圧倒的な迫力をもった戦争映画。
その迫力は、
40年前の映画とは思えないほどに凄まじい。
迫力ある戦闘シーン満載の映画。



アメリカと戦争になるかもしれない。
戦争を避けたいと願う人。
戦争もやむを得ないと諦める人。
戦争になる実感がわかない人。
そして、戦争は避けるべきであると考えていても、
自身に課せられた準備は怠らない山本五十六。
真珠湾奇襲を許してしまったアメリカ。
それは様々な原因があったからだろう。
この映画から一番感じられるのは、
アメリカ側が日本の攻撃を可能性としてはありと考えていたが、
戦争に突入することを実感を以て対応しきれていなかったから。
警戒の指示は与えても、内容は責任逃れのような曖昧さ。
せっかく暗号が解読されても、報告には長い時間が掛ってしまう。
いざという時に迅速に対応できない鈍さ。それは、
彼らが非常時であるという認識を欠いていたからと思えてならない。

当時の日本で戦争に一番反対していたであろう、山本五十六。
しかし、彼は戦争を行うという行為に真摯に取り組み、
現実的に、その行為を分析し、準備に余念がなかった。
それは、したくない戦争であったとしても。
アメリカの将校と山本五十六との感覚の差異が奇襲を成功させたのだろう。
しかし、そこに大きな皮肉を感じる。

けれど、この映画の前半は、
史実を忠実に、公平に描こうという姿勢は感じられるものの、
人間ドラマとしては薄味に感じられてしまう。
もう少し登場人物に焦点を絞るなり、
彼らの苦悩を表現したりしたほうが良かったように思える。


映画の後半は、圧倒的な迫力をもった戦争映画。
未明の空に飛び立つ飛行機。その美しさ。
編隊を組んでハワイの上空を飛ぶ飛行機の優雅さ。
けれど、爆撃が始まった後の凄まじい迫力。
超低空を飛び交う飛行機。
なすすべなく爆撃される戦艦。吹き上げる炎の迫力。
40年前の映画とは思えないほどに凄まじい。
迫力ある戦闘シーン満載の映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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