2003.10.10.Fri / 22:23
「ネタバレ」あり。ご注意願います。
さまざまな味が混ざった、突拍子もない、そして不思議な映画です。
猟奇的と表現されている彼女の行動、性格は、
もともとのものなのか、
それとも、彼に死なれたからの強がりなのか、
はたまた、彼がどこまで許してくれるのかを試しているのか、
それとも、家庭で、ありのままの自分をさらけ出せない反動なのか、、、、
見ていてよくわかりませんが、
一種の甘えの表現であると感じました。
だから、いやみに映らないし、嫌悪感も沸きません。
むしろ、その発想は、ユニークとも思えます。
そして、彼女の表情がとても豊かです。
「ぶっ殺すよ。」というときの表情と、
普段の可愛い顔の落差が、とてもうまい。
そして、どこか頼りなげで無防備。
キョヌの守りたい、癒したいという気持ちもよく分かります。
猟奇的と表現されている彼女の行動、性格は、
もともとのものなのか、
それとも、彼に死なれたからの強がりなのか、
はたまた、彼がどこまで許してくれるのかを試しているのか、
それとも、家庭で、ありのままの自分をさらけ出せない反動なのか、、、、
見ていてよくわかりませんが、
一種の甘えの表現であると感じました。
だから、いやみに映らないし、嫌悪感も沸きません。
むしろ、その発想は、ユニークとも思えます。
そして、彼女の表情がとても豊かです。
「ぶっ殺すよ。」というときの表情と、
普段の可愛い顔の落差が、とてもうまい。
そして、どこか頼りなげで無防備。
キョヌの守りたい、癒したいという気持ちもよく分かります。
タラコ唇でとても情けないキョヌ。
彼が殴られ、画面いっぱいに情けない顔をさらすのは、
見ていて情けないやら、おかしいやら、、
しかし、その彼の顔つきがだんだん変わっていきます。
やさしくて、おおらか、そして最後には自信に満ちた顔に。
冒頭では、苦労知らず、努力知らずのボンボンだった彼ですが、
彼女に鍛えられたためなのか、愛のなせる技なのか、
最後には、人生を達観した感すら漂わせています。
そして、最後になるにつれて、名場面、名シーンの連続となります。
彼女と付き合う心得を披露するシーンから、
遠い丘にキョヌをたたせて、謝る彼女。
この映画の雰囲気を十分表しています。
そして、ラストシーン。
空白の何年かの間が徐々に埋まっていく、その静けさ。
そして、静かに流れるカノン。
この映画の恋愛は極端すぎてはいるものの、
本質的には、かなり普遍的なもののように思えます。
程度の差はあれど、
恋愛とは、一方が主導権を握っているようでいて、
実は、他方の包容力の上に成り立っているわけです。
確かにこの映画は、全体の流れや構成が悪いところもあります。
悪乗りのギャグとまとまりのない構成、、、
突拍子もない映画かもしれません。
まあ、しかし、ある意味で猟奇的なこの映画を
おおらかな気持ちで楽しむことが、
キョヌに近づく方法かもしれません。
彼が殴られ、画面いっぱいに情けない顔をさらすのは、
見ていて情けないやら、おかしいやら、、
しかし、その彼の顔つきがだんだん変わっていきます。
やさしくて、おおらか、そして最後には自信に満ちた顔に。
冒頭では、苦労知らず、努力知らずのボンボンだった彼ですが、
彼女に鍛えられたためなのか、愛のなせる技なのか、
最後には、人生を達観した感すら漂わせています。
そして、最後になるにつれて、名場面、名シーンの連続となります。
彼女と付き合う心得を披露するシーンから、
遠い丘にキョヌをたたせて、謝る彼女。
この映画の雰囲気を十分表しています。
そして、ラストシーン。
空白の何年かの間が徐々に埋まっていく、その静けさ。
そして、静かに流れるカノン。
この映画の恋愛は極端すぎてはいるものの、
本質的には、かなり普遍的なもののように思えます。
程度の差はあれど、
恋愛とは、一方が主導権を握っているようでいて、
実は、他方の包容力の上に成り立っているわけです。
確かにこの映画は、全体の流れや構成が悪いところもあります。
悪乗りのギャグとまとまりのない構成、、、
突拍子もない映画かもしれません。
まあ、しかし、ある意味で猟奇的なこの映画を
おおらかな気持ちで楽しむことが、
キョヌに近づく方法かもしれません。