エージェント・マロリー  
2013.05.09.Thu / 17:20 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






アクション映画の割には、
アクションがリアルすぎて痛々しい。
手のこったストーリー運びなのに、
実はストーリーは単純で、とても陳腐。
思わせぶりなほどに、とても豪華な共演者たち。
なのに、みんな殴られ役。
けれど、見ている間は、そんなことも気にならない。
この辺りの見せ方は、さすがにソダーバーグ監督。
けれど、見終わった後は、なにか物足りない。

とても器用貧乏に感じられた映画。



自らの組織に裏切られた女性、マロリー。
優秀で顧客からも指名されるほどの凄腕のスパイ。

演ずるのは元格闘家のジーナ・カラーノ。
体の切れが素晴らしく、格闘シーンは思わず見とれてしまう。
けれどリアルすぎて、殴られている男達が、
とても痛々しく感じられてしまう。
時系列を逆にさせて物語の発端を回想的に見せた為、
なんだか、とても奥深いストーリーのように感じられたが、
しかし、結局のところ、事の真相は、
顧客流出の防止だったり、昔の恋愛関係のもつれであったり、
お金をセコく稼ぐものであったりと、およそスパイらしくは無い。

組織に裏切られて四面楚歌。
けれど敵が弱すぎて追い詰められた感じもしない。
結局のところ、マイケル・ダグラス演じたコブレンツは敵だったのか?


ジーナ・カラーノさんが映画初出演の為なのか、
脇を固めるのは、とても豪華な俳優陣。
確かに上手にヒロインを引き立てていたようにも思えるが、
単なる殴られ役になってしまっているようにも感じられる。


上記だけであれば、とても残念な映画になってしまっていただろう。
けれど、見ている間は気にならなかった。
画面のカット割り、アクションシーンの見せ方、ラストの落ち。
さすがにソダーバーグ監督。
けれど、やはり最後には物足りなさを感じてしまう。


器用すぎて映画の欠点が見えにくかったのかもしれない。
欠点を承知しつつ、何とかなると考えたのかもしれない。
とても器用貧乏に感じられた映画。


* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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