はやぶさ/HAYABUSA  
2013.07.11.Thu / 18:21 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






帰還延期が重なり、
まったく終わりの見えないプロジェクト。
しかし、人々は挑み続ける。

彼らはなぜ、挑み続けることが出来たのか?
宇宙が好きだから。
宇宙に憧れているから。
この雄大なプロジェクトにロマンを感じているから。

地球に帰還してきたはやぶさを見つめる人々の眼。
程度の違いはあれど、
皆が同じ気持ちを持っている。感じている。


同じように宇宙に憧れた女性。
論文が通らず一時は迷う。
終わりの見えないプロジェクト。途中で居なくなる人もいる。
私は兄の代わりを務めたいだけなのではないのだろうか?

けれど失敗は成果。
そして帰って来たはやぶさが教えてくれる。
自分は本当に宇宙が好きなんだと。

皆が一つに繋がった宇宙の命。
それは、亡くなった兄でさえ。

見果てぬ夢への憧れとロマン。
その素晴らしさを謳い上げた映画。




古本屋でバイトをしながら博士論文を作成中の、水沢恵。
宇宙に憧れる、とてもオタクっぽい女性。
サンプルを回収して地球に戻る。
その困難に挑む技術者たち。
軽量、低電力、低予算。
それはとても難しい課題。
本人たちは真面目に取り組み、難しさに苦しんでいる。
でも、どこか楽しげに見える。
だから見ていて、とても面白い。
そして親近感が湧く。

劇中頻繁に登場する難しい科学用語。
しかし水沢演じる竹内さんの解説等もあり、
とても判りやすく表現されているように感じた。


無事に打ち上がった、はやぶさ。
けれど、そこから始まる幾多の苦難。

地球への帰還は遅れ、
途中でチームを離れる者、
そして亡くなる人もいる。
終わりを迎えることが出来ない仕事は虚しい。
けれど、どんなに情熱を注いでも、
このプロジェクトの終わりを見届けることは保証されない。
いつ終わるのかも誰も知らない。

論文が通らず学位が貰えなかった水沢。
自分は兄のやりたいことの周りをうろついているだけなのか?



困難に挑むプロジェクト・チーム。
皆が意見を出し合い、同じ目的に向かって挑み続ける。
話がまとまり解決案が定まると一斉に動き出す様子が可笑しい。
そして、羨ましい。
夢を追い求め、夢に向かって皆が力を合わせているからだ。

遂に地球に帰って来た、はやぶさ。
その姿を見つめる地球の人々。
皆が抱えている同じ想い、夢。
はやぶさへのいたわり、優しさ。
宇宙が好き。宇宙に憧る。
この雄大なプロジェクトにロマンを感じる。


帰還したはやぶさを見つめる水沢。
彼女も自分の気持ちを理解できたのだろう。
なぜ、自分は宇宙をやりたいのか?
それは、楽しいから、面白いから。
そして、それは自分自身の為。

論文が通らす失敗してしまった。
けれど、失敗は成果。
終わりが見えなくても挑み続けよう。
水沢は、そう決心したのだろう。


見果てぬ夢への憧れとロマン。
その素晴らしさを謳い上げた映画。


余談:
はやぶさを擬人化して描いた事に批判的な意見もあるようだ。
その意見を否定する気はまったく無いが、
この映画で描きたかったのは、プロジェクトのメンバーが、
はやぶさを我が子のように想ったということだろう。
つまり、メンバーがはやぶさを擬人化したということを描きたかったのだろう。
それほど強い、はやぶさへの想い。
だからこそ、はやぶさの声を演じたのは竹内結子さんではなく、
メンバーである水沢恵さんとクレジットされたのだろう。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1103 / タイトル は行 /  comments(0)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY

  非公開コメント
TRACKBACK TO THIS ENTRY
「宇宙キター!」(これをわかる人は一部であろう) 最近、テレビや出版物でも宇宙に
2013.07.14.Sun .No569 / はらやんの映画徒然草 / PAGE TOP△

ご注意

ブログ内検索

全ての記事を表示する

プロフィール

ヤン

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

フリーエリア

FC2カウンター

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

フリーエリア

CopyRight 2006 Heaven of the Cinema All rights reserved.