2013.08.22.Thu / 17:52 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






沖縄に存在する、アメリカ軍の基地。
だから、沖縄では今だに戦争は続いている。

基地を無くせばいい。
しかし、そんなに単純に割りきれる問題ではない。
多くの人の様々な立場が、
この問題を複雑にしてしまっている。

しかし、
基地が今だに無くならないのは、
この問題が複雑だからだけではないのだろう。
無関心、そして慣れと忘却。
それらが基地の存在を許しているのだろう。

もっと関心を持って欲しい。
現状に慣れないで欲しい。
あの事件を忘れないで欲しい。
過去を悲しんでばかりではなく、
今出来る事をみんなで共に考えて、そこから始めよう。

そんな前向きな想いがストレートに伝わってくる映画。



最初は、少しぎこちなく感じてしまった主演陣の演技。
しかし後半からは気にならなくなっった。
むしろ、彼らの初々しさが、この映画の魅力にも見えた。
そして、さすがベテランの長塚京三さん。
苦悩と怒り、そして祈りの表情。
それらも見事な映画。
1959年の宮森小学校への米軍ジェット戦闘機の墜落事故。
2004年の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故。
アメリカ軍の基地がある沖縄では、未だに戦争は終了していない。
そんな状況が未だに続いている。


平和を考える為に開かれたコンサート。
それは沖縄県民らしい発想だ。
しかし、様々なことが邪魔をする。
沖縄に基地があるからこそ生活できる人も居る。
長い年月を経て憎むのに疲れ、今を受け入れてしまった人も居る。
そして沖縄以外の人々の無関心。


宮森小学校での墜落事故の生き残り、良太。
過去を忘れようとして、しかし、一日も忘れることが出来なかった男。
しかし、彼は最後には気付く。
あの事件は忘れてはいけないということを。
死んでしまった者たちは、良太の心の中で生きている。
そして、あの事件を風化させてはいけないのだ。


とても複雑な問題ではある。
しかし、手を拱いていては前に進むことは出来ない。

一度は別れを意識してしまった琉一と加奈。
しかし、再び共に歩き始める。
こんな問題で二人が自身の心に嘘をついて、
したくは無い別れを受け入れる必要など、まったく無いのだ。



とても複雑な問題ではある。
しかし複雑さだけが問題なのではない。
忘却、慣れ、そして無関心。


今出来る事をみんなで共に考える。そこから始めよう。
そんな前向きな想いがストレートに伝わってくる映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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