ラブ&ドラッグ  
2013.09.12.Thu / 15:42 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






見る前はラブコメ映画かと思っていた。
確かに前半はラブコメ。
しかし映画の後半は純愛映画。
運命とも言える相手にめぐり会えた二人。
かけがえのない相手と共に生活する為ならば、
様々な障害も厭わないと思えるのだろう。
将来の不安も軽減されるのだろう。

そんな相手にめぐり会えた男と女。
将来をともにするには障害がある二人。
躊躇し別れを決め、しかし別れられない。
最後に二人が下した決断。
きっと今の二人は、それが望んだ道であると思えたのだろう。
しかし、未来には多くの後悔を感じるかもしれない。
二人の前途に幸があることを祈らずにはいられない。
選んだ道を見失わないことを祈らずにはいられない。

一つの出会いが人生を大きく変えてゆく。
そんな二人の出会いを描いた映画。




セールスマンとしては超やり手。
女性にも手が早い、ジェイミー。
いわゆる、チャラ男に見えてしまう男。
彼にとっては天性とも言うべきMRの仕事に就き、大成功する。
けれど、彼にとって、
それは自身の姿、目指すべき道、ではなかったのだろう。
若年性パーキンソン病を患う、マギー。
本当はきっと、真実の愛情を求めているのだろう。
けれど、自身の病気の為に自らを偽り、
軽い関係を男に求めてしまう女性。

マギーが真実の愛情を得るのは難しい。
なぜなら、
自らの病の為に相手がマギーに同情するから。
そして別れを切り出さないから。
それは本当の愛情とは呼べない。
そして、
本気で付き合えば相手に迷惑を掛けてしまうから。
それによって愛情が壊れるのを恐れているから。
そんな後悔を過去に何度も味わったであろうから。
でも、本当はきっと、真実の愛情を求めているのだろう。

本当の自分を隠しながら様々な人間にめぐり合った二人。
それら多くの出会いは二人を変えることはなかった。
しかし、お互いがお互いを変える存在であることに気づき始めた二人。


パーキンソン病を患っているのは自分だけではないことを知るマギー。
何とかマギーを治したいジェイミー。
それは絶望に向かい合うこと。現状の医療では不可能なことだから。
絶望を前にして別れを決める二人、けれど、弟が教えてくれる。
沢山の美女と遊ぶより、たった一人の奥さんが良い。

普通に暮らし平凡に年を取る。
そんな人生よりは君が良い。たとえ障害を抱えるであろうとも。

いままで、いい加減な人生を生きてきたジェイミー。
しかし、ラストでは医学部を目指すことを決めたようだ。
本当の自身に向き合った結果なのだろう。

一つの出会いが人生を大きく変えてゆく。
相手を理解し受け入れる、そして、相手に理解され受け入れられる。そんな幸福感。
お互いが影響を与え本当の自分を取り戻し共に歩める幸せ。
そんな二人の出会いを描いた映画。


* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1124 / タイトル ら行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
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