ミッドナイト・イン・パリ  
2013.12.19.Thu / 19:53 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






パリに憧れる人。
パリを愛する人。
そんな人々を通して、パリの魅力を描いた映画。

憧れに対する姿勢。
愛する人との関係。
近すぎても駄目。
遠すぎても駄目。
なぜなら欠点が見えなかったり、
見ようとしなかったり、
表明的な知識や関係で満足してしまうから。
だから適度な距離が必要なのだろう。

愛する人や憧れに対する距離感が印象的な映画。



義父のビジネス旅行に便乗して、
パリに観光に来たカップル、ギルとイネズ。
しかし、価値観の違い。
描いている未来の違い。
とても、かみあってはいない二人。
ギルが迷いこんだ過去のパリ。
そこはフィッカラルドやヘミングウェイが暮らす世界。
そんな世界に魅了されるギル。
彼らも陽気に気軽にギルを受け入れる。
それは、パリをよく知り、彼らをよく知っていれば、
思わず行ってみたくなる夢の世界。
このあたりの描き方は、とてもお洒落。
この映画の大きな魅力と言ってもいいだろう。
そんな世界で知り合った女性、アドリアナ。

ギルが選ぶべき人は端から見ればアドリアナ。
当人が冷静に考えてもアドリアナ。
けれど自分の事は自身では近すぎて判らない。

憧れの人々が住む過去のパリ。
そこに住んでしまうという選択もあるかもしれない。
しかし住んでしまえば、それまでみえなかった欠点が見えてくる。
嫌いにはならないかも知れない。
けれど住みなれた便利な現代に戻りたいと思うに違いない。


イネズの浮気相手、ポール。まさに、知識人ぶる男。
けれど興味の対象に対して知識だけを得ようとしただけでは、
本当の魅力は判らないのだろう。
そして、イネズにとっても表面しか知らなければポールの欠点は見えない。


近すぎても駄目。
遠すぎても駄目。
愛する人や憧れに対する距離感が印象的な映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1149 / タイトル ま行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!
過去のパリは遠過ぎて憧れだけが膨らみ良く見えたんですね。
現在のパリは近過ぎて良さに気付かない。
愛する人も同じかもしれませんね。

過去の夢のような世界は、とっても魅力的に描かれていました!
こういうアートな雰囲気が良かったです。

2013.12.25.Wed / 18:00 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

そうそう、近すぎても遠すぎてもダメなんですね、
ってそんなことを感じました。
でも、アドリアナとイズネのどちらを選ぶって、
そんなに悩むほどの難しい問題には見えなかったし、
ポールはとてもヤラシイ性格に見えたので、
なんでイズネが魅かれるのか、
ちょっと違和感はありましたね。
近すぎて当人たちには分らない、と納得はしましたが、、、

それじゃ、また。

2013.12.26.Thu / 22:12 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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ゴッホの絵をモチーフにしたこのポスターに惹かれて観たら、 そんなシーンは出てこなかった・・・ガクッ( ̄∇ ̄*)ゞ でも夢みるようなムードがステキな作品。 MIDNIGHT IN PARIS 監督:ウディ・アレン 製作:2011年 スペイン・アメリカ 出演:*オーウェン・ウィルソン *レイチェル・マクアダムス *キャシー・ベイツ *マリオン・コティヤール *マイ...
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