楽隊のうさぎ   
2014.01.23.Thu / 18:12 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






時に迷い、戸惑い、しかし、
自分で自分のやりたいことを見つけだした少年。
そして様々なことを体験していく。

うさぎは、いつでも、そこに居る。
そこに居て楽員を見守ってくれている。
毎年繰り返されるであろう喜びと涙。
それを見守ってくれている。

吹奏楽部を描いた映画かもしれない。
けれど、典型的な青春映画に感じられた映画。




引っ込み事案で友達からもパシリに使われてしまう奥田くん。
うさぎに導かれるように吹奏楽部に入部はしたが、
それでも主体性の無さは相変わらずな男の子。


他人は自分のやりたい事を見つけている。
けれど、自分は何がやりたいのか、
吹奏楽部になぜ入部してしまったのか?
友達に言われるままにサッカー部には入りたくは無い。
けれど、吹奏楽部で自分は何がしたいのだろうか、、、
せっかく先輩が与えてくれたチャンス。
奥田くんが思う以上に先輩や仲間は奥田くんのことを気にかけてくれている。
けれど、奥田くんには、それが分らない。

定期演奏会に出られなかった奥田くん。
目の前に同じ境遇の女の子が居る。
どうにかしたいのだけれど、なんといって声をかけていいのか分らない。

それは全て、奥田くんが幼いから。経験が足りなかったから。
だから仕方の無いことなのだ。

受験のために先輩たちが部活を止める。
もう、これからは頼れない。
パーカッションを託された奥田くん。
もう、自分の事は自分で決めなければ。

最初の練習で顧問の先生に指導される。
「決め付けないで。もっと周りの音を聴いて。」

それまでの奥田くんは自分の事しか見えていなかった。
けれど、もう先輩として後輩を指導する立場になった。
そして、パーカッションとして、
演奏における重要な役割を負う様になった。
もう、自分の事だけを見ていれば良いわけではなく、
そして、周りが見えるような立ち位置に立ったのだろう。

今まで奥田くんをパシリに使っていた友達。
その友達が学校を休むようになってしまった。
奥田くんにとっては、顔を背けていても良かったこと。
けれど、その友達を演奏会に誘う奥田くん。
ラストの挨拶も、友達のことを見たいと思うからの挨拶なのだろう。


一人の男の子の成長を描いた映画。
そんな男の子の成長を静かに見守る、うさぎ。
きっと、毎年同じことが繰り返されてきたのだろう。
そして、彼らは巣立っていったのだろう。

吹奏楽部を描いた映画かもしれない。
けれど、どんな部活や、学校においても、
喜びや涙は同じように繰り返されているはずだ。
そんなシーンが連続して描かれる、
典型的な青春映画に感じられた映画。




主役を演じた川崎さんは、素人ながら、かなり頑張っていたと思う。
ただ、演奏終了後の笑顔とラストの笑顔に、
奥田くんの成長を表現できれば、もっと良かったと思う。
パーカッションを引き受ける決意をした時の表情が、
とても良かったと感じただけに、少し残念。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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