オブリビオン  
2014.01.30.Thu / 18:23 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






この映画を未見の人は、映画を見てから下記を読んでください。
ネタバレ満載なので。
お願いします。



どこかで見たことがある様々なSF映画を継ぎ足したような映画。
それでも、とても魅力的に感じた映画。
世界観や設定、映し出されるSF的な風景や造形物もさることながら、
断片的とはいえ人間を描いた映画だからであろう。

地球の海水を搾取する侵略者。
その方法はとても合理的。

洗脳されて侵略者に加担してしまった男と女
男は現状に不安を感じている。
しかし、女は現状を受け入れてしまっている。
それは侵略者の合理性に負けたからではないのだろう。
愛する人の存在の為なのだろう。

如何に死ぬかを見つけ出すこと。
それは人が人として生き、その生涯を全うすること。
男が選択した死に方は愛する人の為なのだろう。

最後に自分自身を取り戻した男。
それは、すなわち侵略者の合理性に、
彼の人間性が打ち勝ったことを意味している。
そんな男の生き様と死に方が心に残る映画。




荒廃してしまった未来の地球。
土星の衛星、タイタンに移住する作業の為に、
荒廃した地球に残された二人。
しかし、それは侵略者からの偽の情報。
侵略者が地球の資源、海水を搾取する方法がとても合理的だ。
地球の環境に適した最高の兵士を無尽蔵に大量生産し、
人を排除し、搾取をも管理させる。
ある意味で、とても機械的でプログラムされた作業手順にも見える。

宇宙船のパイロットであったジャックとヴィクトリア。
洗脳されてしまったとはいえ、ジャックは現状に不安を感じている。
だから敵が居ようとも思い出に浸り、危険物であっても草木を持ち込む。
しかし、現状を受け入れてしまっているヴィクトリア。

安定した快適な生活を提供すれば、
人は今に疑問を抱くことなく従順に指示に従う。
侵略者は、そう考えたのだろう。
しかし、実際は違うのだ。
ジャックは妻であるジュリアを愛していた。
だから今に不安と疑問を感じていたのだろう。
ヴィクトリアは、きっと、ジャックを愛していたのだろう。
現実世界では結ばれることがない二人。
だからこそ、偽物といえども現状を受け入れてしまったのだろう。
ジュリアの正体を知ってしまったジャックを悲しげに見つめるヴィクトリア。
それは、とても切なく感じた場面。


真相と自身の正体を知ったジャック。
しかし迷うことなくレジスタンスに協力をする。
生まれた時はクローンだったのかもしれない。
けれど死ぬ時は人間として死にたい。そして愛する者の為に。
そんな想いが最後の選択をさせたのだろう。

レジスタンスのリーダー、ビーチ。
自分の死期を悟ったビーチは、ジャックと共に行動したのだろう。
自身の戦いの決着を、自身の手でつける為に。
それも一つの生き方なのだろう。

彼らの生き様と死に方が心に残る映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1158 / タイトル あ行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!

スタイリッシュな映像が魅力的だっただけじゃなく、
人間を描いている所が良かったですね!
まさかトムの正体がソレだとは知らず、驚きました。

クローンでも人間性と愛する者の記憶が残っていました。
それだけやっぱり愛は強いと言う事なんでしょうね。

ジャックを愛していたヴィクトリアはちょっと気の毒でしたね~

2014.02.01.Sat / 16:38 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

強い愛で正反対の方向に行ってしまった、ジャックとヴィクトリア。
その辺りが切なかったですね。

確かにトムの正体は以外でしたね。
トムほどの役者がソレを演じるということ自身以外っぽいかも。

それじゃ、また。

2014.02.01.Sat / 19:00 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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スタイリッシュなSF映像も素晴らしいけど、 ヒューマンな味わいが残る所が良かった~☆ OBLIVION 監督:ジョセフ・コシンスキー 製作:2013年 アメリカ 上映時間:124分 出演:*トム・クルーズ *モーガン・フリーマン  *オルガ・キュルレンコ *アンドレア・ライズブロー  何故、彼は人類のいない地球に残されたのかーー? この監督の「トロン:レ...
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