2001.12.31.Mon / 22:57 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。

人生で一番悲しいのは死別であろうし
人生で一番つらいのはすれ違うことなのかもしれない
そして、すべては取り返しがつかない
人生はそんなことの連続だ

シッカン、君が死ぬ時、どんなことを思っただろうか?
きっと、死ぬ直前まで
僕が助けにくることを信じて疑わなかったのだろう
そう、考えると、とてもつらく、悲しい

ママには幸せになって欲しかった
面倒をかけるつもりなんてなかったんだ
ママは、それをわかってくれただろうか

でも、すべては取り返しがつかない

しかし、生きてゆける
日常生活のなんでもない、ささやかな出来事が
少しづつだけど、教えてくれる
「人生つらいけど、捨てたもんじゃない。」
やはり、この映画はいい映画です。
自分にとって、多分、生涯の特等席に座り続ける映画です。

イングマル少年の周りにおきる出来事。
私たちにとっては些細なことかもしれません。
しかし、幼い彼にとっては、とても悲劇的なことです。

死別してみて初めてわかる悲しみ。
すれ違いから起こるつらいこと。
なんでもない、あたりまえの今日が実は明日も続かないこと。
そんなことを理解し、受け止めてゆかなければならない人生のつらさ。

しかし、実はそれらも些細な日常的な出来事。
そして、すれ違ってはいたけれど、
きっと愛情はそれを超えたところにこそ、ある。

人生はそんなに悲観的なもんじゃない。
肩肘張らなくても、生きてゆける。
失敗しても、へっちゃらなんだ。
ミルクが飲めなくても何とかなる。
村の人やおじさんが、少しづつだけれど教えてくれる。

そして、最後にイングマル少年に言いたい。
君は大人になって分かっていることだろうけど、
ママは君の事をちゃんと分かっていたよ。
シッカンは、君のことが大好きだったはずだ。
きっと、二人とも、君との幸せな思い出とともに、
旅立っていったに違いない。
君に感謝しながら、

イングマル少年に出会ったらこう言いたい。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.118 / タイトル ま行 /  comments(2)  /  trackbacks(1) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!
それほどまでにヤンさんの心の奥深くに響いた作品だったんですね。

最初、サラッと観終えたら、けっこう淡々とした小作品だったので
ひっかかりが少なかったんですが、
後から少年の気持ちや監督のメッセージがジワジワと押し寄せてきて、
私も好きな作品になりました。

でもちょっと水を差すようですいませんが、
ママは本当に子供に深い愛情を持っていたのか気になります。
病気だから子供を寄せ付けないのも仕方ないけど、
最後に病室で会った時でも「いい上着ね、ビニール?」とか
上着の話なんかして、( ̄∇ ̄*)
もっと愛してた事を伝えてほしかったです。
そうすれば、イングマルはもっともっと自信を持てたはず。

でもやっぱり私も、イングマルはママに愛されていたと思いたいです。

2009.09.29.Tue / 15:49 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

 そうそう。結構淡々としていて、劇的な展開は少ない映画です。見終わった直後よりも、後からの方が来る映画ですね。

 確かにママはイングマルを好いていたというよりは、結構、邪険に扱っていましたね。病気の為なのか、イングマル少年が本当は苦手たっだのか、、、それは表面的なすれ違いであり、ママはイングマル少年を愛していた、と思いたいです。少なくとも、イングマル少年はママのことを愛していました。その愛には、誰かが応えて欲しいとも思えました。

 それじゃ、また。

2009.09.30.Wed / 20:53 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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