ホワイトハウス・ダウン  
2014.07.17.Thu / 21:41 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






平和の為に中東からの撤兵を決めた大統領。
けれど、それを快く思わない軍需産業と一部の政治家たち。
彼らの陰謀が完成しようとした、その時、
父親を救いたいという少女の勇気が、
彼らの野望を阻止する。

突っ込み所は満載。でも、
少女の勇気、父親の愛情、大統領の気概。
そしてお互いのお互いに対する信頼。
見ていてとても気持ちが良くなる、王道的な娯楽映画。




大統領の護衛任務に付きたい。
それは娘の尊敬を取り戻す確実な方法。
けれど、面接は失敗。
大統領警護の職につくことができなかった、ジョン・ケイル。
大統領を心底尊敬している、エミリー・ケイル。
ホワイトハウスの事ならなんでも知っている、
いわゆる大統領オタクな少女。

空腹が満たされれば暴力は振るわない。
それは人間が人間を信頼しているということなのだろう。
そんな心情に基づき、
中東からの撤兵を模索している大統領、ジェームズ・ソイヤー。
リンカーンを尊敬し、
自身の名声よりは、真の平和を目指している大統領。
しかし、中東からの撤兵が、彼に多くの敵を作ってしまう。

映画の冒頭で描写されるのは、
完璧だと思えるホワイトハウスの警護。
しかし、身内に敵がいれば、それは脆くも崩れってしまう。

大統領が追い詰められた時、
それを助けることができる場所にいた、ジョン。
大統領よりは娘を優先させたい。
面倒に巻き込まれるのは御免だ。
けれど、大統領を救ったジョン。
きっと、それは娘の為でもあろう。

ここからの展開は、なかなか死なない男が登場する映画に似ている。
徐々に親しくなっていくジョンと大統領。
唯一の味方は電話で話ができる相手。
身内が人質に捕らわれていて、敵にはまだ気づかれてはいない。
警告を無視して突入する救出部隊。けれど、ミサイルで撃退されてしまう。
ホワイトハウスの庭を車で逃げ回るのが新鮮な所だろうか?

身代金が目当てであった犯人たち。
しかし、本当の目的は世界を核で滅ぼすという復讐。
けれど、それも真の悪人たちに利用されての事。
本当は、大統領の抹殺だったのだ。

核戦争の危機が迫るなか、
ホワイトハウスごと爆撃して戦争を阻止する。
そう見せかけて大統領を殺害し証拠を隠滅する。
しかし、それを防いだ少女の勇気。

人質に取られて銃を突きつけられようとも、大統領が
「何百万人の犠牲が出るからそれはできない」
と説明すれば、泣き叫ばない。じっと耐える。
そして最後に振られる大統領旗。
これは、なかなかに見事な伏線の回収方法だ。
さらに、暴力を描いていても、平和を目指すことがオチに来ることは、
製作サイドの良心を感じさせてくれる。
振られた旗と少女を見て爆撃を躊躇し、
最終的には命令違反であっても中止したパイロット。
軍隊としては、あってはならないことかもしれないが、
人の優しさを感じさせてくれる、とても嬉しいシーン。

最後に判明する真の黒幕。
けれど、個人的には、
判明するのが、もっと早くても良かったとも思う。
そうすれば、少女の旗振りが、
単に父や大統領を救いたいというだけではなく、
世界を救いたかったという動機であったと、
描くことができたかもしれない。

突っ込み所は満載。でも、
少女の勇気、父親の愛情、大統領の気概。
そしてお互いのお互いに対する信頼。
見ていてとても気持ちが良くなる、王道的な娯楽映画。









* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1202 / タイトル は行 /  comments(2)  /  trackbacks(2) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、こんにちは!

同じホワイトハウスもので、
同じくなかなか死なない男の映画と似ているあちらより、
こちらのほうが、気に入ったようですね!
人の優しさを感じさせる内容はあちらには無かったですね~(^_^)

こちらは話の盛り上げ方が上手かったですよね。
少女の旗振りは、冒頭の父との会話に伏線があったりして。
コミカルなやり取りも楽しめる、
後味の良いハデなエンタメ作品でした。

だけど、アメリカではあちらのほうがウケが良かったらしく、
続編が決定したと聞きました。

2014.07.19.Sat / 17:35 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんにちは。

私は、断然、こっち派ですね。
あっちは、冷徹で残酷なのが売りのようにも見えましたが、
こっちは暖かさも売りのように感じました。
でも、アメリカ的に受けがいいのはあちら側ってのも、
分る気がしますね。続編、どうなるんでしょう?

大統領が到着しようとしていた空港は、
実はテロリストたちに占拠されていた、
大統領を無事着陸させる為にテロリストを排除しなければならない。

というのは?

それじゃ、また。

2014.07.20.Sun / 10:31 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

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