サイレントヒル  
2014.07.17.Thu / 21:45 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






ゲームはやったことがありません。


有名なゲームをベースに作成された映画。
ゲームは未経験ではあるが、
ビジュアル的には、
ゲームの雰囲気を忠実に再現しているのではないか、
と強く感じる映画。

ダンジョンをクリアし、
アイテムを入手し、謎に迫る。
ストーリーは、まるでRPGのよう。

そして、最後に完遂される復讐劇。
しかし、復讐では誰も救われない。
だから、母と娘は家に帰ることができなかったのだろう。

ビジュアルの素晴らしさ。雰囲気の絶妙さ。
そして、ラストに不思議な余韻と悲しみを感じさせる映画。




夢遊病の最中、奇妙な街の名前を口にする少女、シャロン。
シャロンの母親、ローズ。

娘を救いたい。
そんな思いでサイレントヒルに乗り込む母と娘。
前知識も持たず、装備もないままに乗り込むのは、いかにも無謀。
そう、感じてしまうのは、映画であるからかもしれない。
単に人に見捨てられた街に訪れる、そう考えれば、
やむを得ないのだろう。
そして、母親は必死で考える余裕がなかったのだろう。
数少ない手がかりで拐われたシャロンを追い求めるローズ。
ダンジョンをクリアしてアイテムを入手し、
次のダンジョンを目指す。
それは、まるで、RPGの様。


ただ、映画を見終わって思ってしまうのは、
こんな回りくどい事をしなくても、良かったのでは?
もし、探索の途中で、唯一アレッサを助けることができる、
ローズが死んでしまえばどうなったのか?
しかし、そんな矛盾も鑑賞中には感じさせないほどに、
雰囲気と、それを演出するビジュアルが絶妙。


最後に判明する事実。
そして、アレッサの復讐に荷担するローズ。

シャロンを助けるには復讐に荷担するしかなかった、
というのは間違いなのだろう。
実は、これでは誰も助かってはいない。
街の人間も、アレッサも。
自らの罪を悔い改めず地獄に落ちた街の人々。
復讐を遂げても、アレッサは、きっと満足などしていないのだろう。
このままでは、さらなる血を欲し、
彼女の魂も地獄に落ちてしまうであろう。

単なるホラー映画ならば、考えすぎと思えるかもしれない。しかし、
「復讐は悪を呼び覚ます。気を付けなさい。」
アレッサの母親の台詞がとても印象的で、
だから、ローズとシャロンは助かってはいないという考えが、
頭から離れない。

最後には家にたどり着くことができた母親と娘。
しかし、そこには父親はいない。
なぜなら、母親と娘は異世界からは帰ってはこれなかったから。
まだ、彼女たちは救われてはいなかったから。

ビジュアルの素晴らしさ。雰囲気の絶妙さ。
そして、ラストに不思議な余韻と悲しみを感じさせる映画。

それにしても、警察官であるシビルの最後は、衝撃的。
魅力的な人物であったので、助かって欲しかった。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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