2014.07.31.Thu / 20:12 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




最近世間が窮屈なのは
支配されているからなんだ


エイリアンに侵略されてしまった街。
侵略から街を、友人を取り戻せ。
けれど、大事なのは、ゴールデン・マイルを制覇する事。
それは、やりたいことをやりたいときにやる自由。
だから、誰にも止めさせない。
やりたいことができない人生なんてクソくらえ!
愚かでも、劣っていても構わない。
自由を失うくらいなら誰かに救済されたくもない。
自由を貫いた酔っ払いのハチャメチャぶりに胸がすくわれる映画。





20年前に達成できなかった、ゴールデン・マイル。
あの頃は何もかもがバラ色に見え、未来は限りなく開かれていた。
けれど、今は限りなく閉ざされている。
あの頃の自分は今の自分なんて想像すらしていなかった。
もし、ゴールデン・マイルを達成できたのなら、何かが変わるはずだ。
そう考え、幼馴染を集め、再びゴールデン・マイルに挑む、ゲイリー・キング。
過去の繁栄よ、もう一度、といったところだろうか。
その考えはとても滅茶苦茶に感じるものの、
しかし、二十年前のあの日からエイリアンの侵略が始まった、
という設定自身と無関係とは思えない。
つまり、今自分が落ちぶれているのは自分が変われなかったからではない、
世界が変わってしまったからだ、と言うことなのだろう。


街がエイリアンに侵略されていると知った時、
しかし、ゴールデン・マイルを止めようとはしない、幼馴染たち。
不振な行動を取ったら最後、彼らに気付かれてしまう。
それ以上に、ゲイリーはどうしてもゴールデン・マイルを達成したかったのだろう。
それは一見すると意味の無い行為なのかもしれない。
しかし、それは、やりたいことをやりたいときにやる自由。
唯一、エイリアンに対抗しうる武器なのだ。


輝いていた過去。その時の若い自分。
そんな自分と入れ替わることで誘惑してきたエイリアン。
それを否定する、キング。
キングは若さを欲していたわけではない。
自分が輝いていた世界、エイリアンに奪われてしまった、あの世界を取り戻したい。
だからエイリアンの誘いを断ったのだろう。


エイリアンが去り、荒廃してしまった地球。
けれど、なんだか皆が幸せそう。
ネットワークは世界を便利にした、けれど人々を幸せにしていたのか?
便利さに目を奪われて、大切な何かを失ってはいないだろうか?


酔った勢いでエイリアンを拒絶した酔っ払いたち。
自由を失うくらいなら誰かに救済されたくもない。
自由を貫いた酔っ払いのハチャメチャぶりに胸がすくわれる映画。


* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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