探偵はBARにいる2  
2014.09.04.Thu / 16:11 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






あのコンビが帰って来た。
そして、いつもの登場人物たちも。

サスペンス映画としてはオチが簡単に読め、
ハードボイルドにしては主人公が優しすぎる。
どちらかといえば、アクションコメディーに近いように感じる。

それでも魅力的な彼ら。
仲間思いな探偵と口数が少ない相棒。
義理堅いヤクザ。
懲りない極道塾の連中。
妙にセクシーなウェートレス。
そんな彼らの登場に奇妙な安心感すら感じてしまう。

彼らの魅力溢れる映画。




マジックで有名になったオカマのマサコちゃん。
しかし、理不尽にも殺されてしまう。
そして、犯人を追い求める探偵。
けれど、そこにあるのは暗くて深い政治の闇。
マサコちゃんは自分の立場を良くわきまえている。
だから、目立とうとはしなかった。
相手に何かを要求するどころか、身の引き際を知っていた。
それに甘えていたわけではないのかもしれないが、
有名になってしまった妹も、元恋人も、マサコちゃんの身を案じていても、
積極的には関わろうとはしなかった。
だから、マサコちゃんが死んだ時、自分が許せなかったのだろう。
けれど、マサコちゃんは十分幸せだったはずだ。
楽しい仲間に囲まれて、
そして愛する人たちが成功し自分の夢を追いかけているのだから。

自分が与えたかった幸せ、しかし本人が望んだ幸福。
そこには大きな差があるのだろう。


マサコちゃんの昔の恋人、橡脇。
二世議員で、周りに神輿としてのみ担がれている男。
けれど、それを承知で、その役割を全うしようとしている男。
本当はこんな生き方を望んではいないのかもしれない。
しかし、自分の思惑を超えて周りが自分に期待し、そして、支配する。
自分が何も言わなくても不都合な者たちが排除されていく。
それは、本人にとっても恐ろしいことではないのだろうか?


最後に判明する真犯人。
真犯人があの街の住人だというのは、ちょっと残念な結末。


義理堅いヤクザとサウナで我慢比べ。
妙にセクシーなウェイトレスの、いつものしぐさ。
懲りない極道塾との追いかけっこ。

見ていて安心感すら覚えてしまう、
彼らの魅力あふれる映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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