2014.09.11.Thu / 16:27 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






人生という旅に、安全は保証されない。
だから一人よりも二人で旅をすれば、すこしは安心だ。
一人での旅に比べれば、いろいろと面倒かもしれない。
けれど、新しい世界に旅立つにはパートナーが必要なのだろう。
パートナーが旅立ちの後押しをしてくれる時もあるだろう。
辛かった過去と決別する為に。


そんなパートナーを見つけることが出来た二人。
パートナーを見つけるための第一歩を踏み出した青年。
見つけたつもりだった男。
けれど彼は諦めずに再挑戦するのではないだろうか?


奇妙な人々が沢山登場する映画。
けれど、とても暖かに感じられる。
とてもホンワカした暖かさが心に残る映画。




母親に死なれてしまった。
皆が私は悪くは無いと言ってくれる。
けれど、自分が自分を許せない。
母親が自分の願いを叶えてくれた。その時の母親の幸せそうな声。
けれど、自分は母親に一体何を返してきたのか?
そんな思いがトラウマになって、自分の幸せをつかめないでいる女性、ダリアス。
出版社の仕事に就き、奇妙な募集広告を取材することになった。
そして知り合う、広告主であるケネス。
孤独で不思議、警戒心がとても強い男。


任務を成し遂げる為の訓練。
なぜ、それらが必要なのか、とても不思議なのだが、
それでも、ケネスに従いダリアスは訓練を重ねていく。
取材だからだけではないのだろう。ダリアスは本当に楽しそう。
二人での旅の為に準備を重ねること。
お互いを知り、認め、褒めて褒められる。
そして、過去に行きたい理由をお互いに説明する二人。
そんな過程が二人を親密にしていく。



ダリアスとともにケネスを取材していた男、ジェフ。
とてもいい加減そうに見える編集者。
しかし昔の恋人を忘れられないという純情さをも持っている。
最初は躊躇していたが、昔の恋人に果敢にアタック。
いい線いっていたものの結果は撃沈。
けれど、結果よりは挑戦したことの方が価値があるのだろう。
そして、ジェフは諦めずに再挑戦するだろう、きっと。


取材を手伝っている学生、アーナウ。
目の前に女性がいても、どう扱っていいのか分らない、とても純情な青年。
しかし、そんなアーナウの背を押すジェフ。
思えばジェフの背を押したのはアーナウだった。
そして未知の領域に挑んでいくアーナウ。
これも、結果よりは挑戦したことの方が価値があるのだろう。



タイムマシンは実在するのか?
果たしてケネスは過去を変えられるのか?

ケネスはすでに過去を変えていたという推測も成り立つ。
なぜなら、恋人が死んでいないから。
ケネスが語った過去は彼の願望が彼に見せた妄想なのか?
それとも、ケネスが変える前の過去の出来事なのか?
この映画からは分からない。
けれど、タイムトラベルが意味するものは過去との決別なのだろう。
未来を生きるためには、その準備も含めて、過去と決別することが必要なのだ。
だから、ダリアスには今、それが必要なのだろう。
ケネスと未来を生きるために。

あれは本当にタイムマシンなのか。
そして、過去を変えることは可能なのか?
それよりも、過去を過去として、未来に旅立った二人が見せた幸せそうな笑顔。
それこそが、重要なのだろう。



奇妙な人々が沢山登場する映画。
けれど、とても優しく暖かに感じられる。
とてもホンワカした暖かさが心に残る映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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