ももいろそらを  
2014.09.18.Thu / 16:43 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






すべてを理解したつもりでいた少女。
しかし、彼女が見ていたのは物事の表面だけだったのだろう。
表面だけ見て、良い悪いを決め付けては、それに苛立ち、
見境無く行動を起こし、けれど、実は誰も助けてはいなかった。

しかし、少女の心の底にある豊かな感受性。
その感受性が彼女に気づかせる。
世の中は複雑で、悪いこともあるかもしれないが良い事もある。

最後に彼女が示した優しさ。
その優しさに嬉しくさせられる映画。




口がとても悪く、まあ、よくあれだけ人を罵れるのかと感心してしまう。
新聞を採点しては、世の中は悪い事だらけと切って捨てる。
とても無軌道に生きているように見える少女、いづみ。
あまり物事を深くは考えず反射的に行動を起こす女の子。
偶然に拾った財布。
けれど、落とし主の人柄とお金の出所を勝手に判断し、
後先の事も考えず、拾ったお金を他人に貸してしまう。
そして知り合う、佐藤光輝。

お坊ちゃんで我侭。平気で嘘をつき人を傷つける。
最初の佐藤はとても嫌な奴に見える。
だから、いずみは、佐藤に対して毒舌を吐く。
彼の表面だけを捉えては、彼を罵る。
しかし、最後にはそれが変わっていく。

死や喪失が、彼女に気づかせたのかもしれない。
そして、長く接したからこそ見えてきたこともあるのだろう。
佐藤に素直に謝ったいずみ。
けれど、いずみに人の哀しみを感じる心が無ければ、
この結論には達しなかっただろう。

世間を悪と決めつけ切り捨ててきた。
自分の事は棚において、斜に構えて批判を繰り返してきた。
しかし、相手の心の痛みや自分自身の小ささを理解できた、いずみ。
毒舌は変わらないのかもしれないが、
少なくとも、いずみは、もう少し物事を深く主体的に考えるようになるだろう。
相手の心の痛みを理解し、
他人ごととは傍観せずに、
自分ならば、相手に何をしてあげられるのか、、、
そんなことを考え始めるようになるだろう。
そしていつか遠い未来に、
すべてを受け入れることが出来るようになるだろう。


最後に彼女が示した優しさ。
その優しさに嬉しくさせられる映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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