マダム・イン・ニューヨーク  
2014.09.18.Thu / 16:46 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






自分に自信を失くしかけていた女性。
英語が話せないから。
家族からの敬意を感じられないから。

しかし、最後には自信を取り戻す。
同じ思いを抱えた多くの仲間たちと知り合うことができたから。
コンプレックスを克服できたから。
一つの事をやり遂げたから。

自尊心を取り戻し自分を認めることが出来た女性。
だからこそ、家族とも対等に付き合うことが出来るようになったのだろう。

自信を取り戻すことができた女性。
そんな彼女のバイタリティが嬉しい映画。


定番的なストーリー展開ではあるが、
主演のシュリデヴィさんがとても魅力的。
50代とは思えない美しさと、
15年ぶりとは思えない演技力。
そんな彼女の魅力も満載な映画。




料理上手のインド人専業主婦、シャシ。
お菓子作りは多くの人が賞賛するものの、英会話がとても苦手な女性。
英語が話せないことがコンプレックスとなり、
引け目を感じるからこそ、他の事にも自信が持てないでいる。
そんな悪循環の中で自信を失いかけている女性。

家族はシャシのことを愛している。
けれど、親しいからこそ、
無意識のうちに相手を傷つける発言をしてしまう。
そして、遠慮の無い言葉で、相手を傷つけてしまう。

お菓子創りのために生まれてきたという台詞は夫にとっては褒め言葉。
しかし、コンプレックスを感じている妻にとっては、傷つく言葉なのだろう。


初めてのアメリカ旅行。
何事も初めては一度きり。しかも、それは特別な一回。
だから、自由に、勇気を持って、断固たる決意で望むべし。
けれどアメリカは英語が話せて当たり前と思われてしまう国。
その為にとても惨い経験をしてしまうシャシ。
しかし、一念発起で英語の授業に参加することを決める。
何も知らないのに、手探りで参加を申し込み、教室にたどり着く。
この勇気には恐れ入った。


教室には様々な人が居た。
英語が話せないばかりに見下されてきた。
けれど、本当の自分は違うんだ。だから見返してやりたい。
皆が抱える思いは同じ。だから勇気も沸いてくる。
目指すゴールは皆同じ。だからお互いを励ましあう事もできる。
仲間が居るということはとても良いこと、心強いことだと、しみじみ感じてしまう。

様々な障害があった。
しかし、それを乗り越えさせてくれた仲間と姪であるラーダ。
ラーダは、シャシの本質を理解し、精神的にもシャシを支えてくれた。
ある意味でラーダはシャシを尊敬しているようにも感じられた。
これにも嬉しくさせられる。

結婚式のスピーチで自分の思いを告げるシャシ。
それは新婚の二人にだけ向けたスピーチではない。
自分の家族にも、そして自分自身にも向けたスピーチなのだろう。


この出会いは奇跡だ。
あなたは私に自信をくれた。
それは自分に自信を取り戻させてくれたローランに対するシャシからの心からのお礼。
通じないはずの言葉で成立する会話。
お互いに対する想いがあってこそなのだろう。


最後には自分に自信を取り戻すことができたシャシ。
そんな彼女のバイタリティが嬉しい映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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私は中年女性が主人公のインド映画を初めて見た。主演のシュリデヴィには、若い女性にはないミセスのお色気、優雅さ、匂うような美しさがある。本編で年下のフランス人男性に「一目ぼれ」されるのにも納得だ。インドのチャーミングな中年女性が、ニューヨークで新しい自分…
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