365日のシンプルライフ  
2014.12.30.Tue / 21:48 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






持っているモノを総てを預け、
自らの環境をリセットした青年。
預けたものを取り返せるのは一日に一個づつ。
そんな実験で分ったこと。
生活必需品は大体100個くらい。
生活を楽しむのモノも大体100個。

そして、
持っているモノの多さで幸せは計れない。
人生はモノでできていない。
ということ。

けれど、この実験で感じることは、
必需品と不要品の境はとても曖昧だということ。
そして、モノ以上に大切なのは、人との繋がりということ。

青年が彼女の為に最後にとった選択。
その選択が光る映画。



持っているモノを総て貸し倉庫に預ける。
1日に1個だけ持って帰ってくることができる。
実験の間は何も買わない。
そんな実験を始めた青年。

最初は寒くて眠れない。
けれどモノが増えるに連れて増していく幸福感。
毎日が、そんなだったら年中お祭りだ。
けれど、それは長くは続かなかった。
1日に1個だけ持って帰ってくることができるというルール自身、不要に思えてくる。
つまり、その時点が必要なモノと不要なモノの境目なのだろう。
けれど、実は必要品と不要品の境目は曖昧だ。
短い時間ならばパンツや靴下、歯ブラシや髭剃りなしでも平気だ。
けれど長い生活の中では必要になってくる。
一年間は、たとえ不要だったとしても、将来必要になるものは、
あるのではないのだろうか?

洗濯を手で行えば洗濯機は要らない。
けれど、手で洗うのは環境に悪いらしい。
友達が連絡に使うのはメイルとは限らない。
スマホも自分にとっては不要ではあるが、
他人は自分に持って欲しいと思っている。

彼女が出来れば必要なモノが変わってくる。

必要なモノだけに囲まれた生活は自由かもしれない。
けれど味気ない。
それを不要品と切り捨てることはどうなのだろうか?


持っているモノの多さで幸せは計れない。
人生はモノでできていない。
所有することには責任が伴う。

確かに、その通りではある。
だから必要なモノとそうでないモノを見極めて、選ぶ必要がある。
その見極めは個人や状況しだいなのだろう。

しかし、確実に言えるのは、人との繋がりは必要であるということ。
助言を与えてくれた祖母。
生活必需品を届けてくれた弟。
自分の実験を理解して手助けしてくれた友人や幼馴染。
電気製品などの修理をしてくれた友人。
そして、彼女の存在。

彼らが居なければ青年は生き残ることは出来なかっただろう。

映画では明確に述べられていない。
けれど、青年は、最後にはルールを破って彼女の為に冷蔵庫を買ったように見えたし、
そうあるべきだとも思う。

青年が彼女の為に最後にとった選択。
その選択が光る映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1249 / タイトル さ行 /  comments(2)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY
- from YAN -

ヤンさん、新年明けましておめでとうございます!
マイペースで着々と鑑賞本数を積み重ねてますね!
昨年は良い映画に出会えましたか?
また本年もよろしくお願いします。

この映画、最初の方のあらすじを読んで、
変わった内容だなと思ったら、
監督の実験のドキュメンタリー映画なんですね~
モノに溢れた社会で、何が本当に必要なのか
それを見極めたくて始めたんですね。
でもヤンさんの言う通り、
同じ人でも状況によって違ってきますよね。
最終的にはモノより人が大切という事でしょうか。

2015.01.08.Thu / 16:39 / [ EDIT ] / PAGE TOP△
- from ヤン -

YANさん、こんばんわ。

遅ればせながら新年おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

この映画は、まあ、当たり前なことを言っているようで、
それでも、実験して確かめるというのが、
如何にも北欧っぽかったです。

書き忘れましたが、思い出の詰まったモノというのも、
生活するには必需品ではありませんが、
不用品というわけでもありません。
その辺りにも、人とのつながりが大切だということが、
描かれていたようにも思えます。
機会があれば、ご覧ください。
ちょっと退屈なシーンもありますが、
結構面白かったです。

それじゃ、また。

2015.01.09.Fri / 13:11 / [ EDIT ] / PAGE TOP△

  非公開コメント
TRACKBACK TO THIS ENTRY

ご注意

ブログ内検索

全ての記事を表示する

プロフィール

ヤン

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

フリーエリア

FC2カウンター

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

フリーエリア

CopyRight 2006 Heaven of the Cinema All rights reserved.