キャプテンハーロック  
2015.02.26.Thu / 23:31 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






自身の自由の為に戦え。
自らを束縛し自由を奪うもの。
組織や体制、それらが押し付ける思想、そして甘美な幻想。
しかし、それ以上に自分を縛るもの。
それは過去に犯した罪。

兄の足を奪い、愛する者の体を奪ってしまった男。
緑豊かであった地球を人が住めない星にかえてしまった男。
自由に成る為に行動を起こすものの、その道は遠く、
そして、正しいのかも分らない。


はかない一瞬。されど、
繰り返えされる一瞬が永遠にいたる。

真実から逃げずに向きあってこそ、
初めて最初の一歩が踏み出せる。
全ての命は、その内側に永遠を宿している。

確かにその通りかもしれないが、
それがストーリから感じられない。
世界観と映像が素晴らしかっただけに、とても残念な映画。




海賊船アルカディア号を駆り、宇宙を自由に生きるハーロック。
自らの自由の為にアルカディア号に乗船したヤマ。
兄の足を奪い、愛する人の体を奪ってしまった。
せめて罪滅ぼしをしたい。だから兄の命令に従う。
そんな想いを抱えた男。

ハーロックにも罪の意識があった。
緑溢れる地球を人が住めない星にしてしまった。
だから宇宙をリセットして、最初からやり直す。
けれど、ハーロックというキャラクターには似合わない設定。
これには、とても驚いてしまったと同時に、残念さも感じてしまった。


ヤマもハーロックも自由の為に戦っている。
けれど、その道が正しいのかどうかも分からない。
だから、迷う。戸惑う。挫折する。
しかし、再生しつつある地球から教えられたこと。
はかない一瞬。されど、
繰り返えされる一瞬が永遠にいたる。
けれど、正直、唐突すぎる印象を持ってしまう。


宇宙に散っていった人々が抱いていた幻想。
疲れ果てたとしても、私たちには帰れる場所がある。
しかし、それは体制が見せていた甘美な幻想。
そして、地球は懸命にも再生しつつある。
だから、我々にも再生するだけの力はあるはずだ。
ということであろうか?
繰り返される一瞬が永遠に繋がると言われるよりも、
こちらのほうがしっくりと来る。


最後まで地球を守ろうとしたマヤの兄、イソラ。
しかし、それを撃ってしまったのはハーロック。
この展開にも、とても残念なものを感じてしまう。


最後に再生しつつある地球を旅立つアルカディア号。
ヤマがハーロックの後を継ぐのだろうか?
ラストからは、そのようにも見える。
では、あれは我々が知っているハーロックとは別人?
でも、トチローとの友情は?
ちょっと消化不良を起こしてしまいそうなラスト。


自身の自由の為に、迷いに満ちた道を戦い抜いた男たち。
けれど、ストーリー展開からは、
台詞から語られたテーマらしきものを感じ取れない。
世界観と映像が素晴らしかっただけに、とても残念な映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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