2015.03.26.Thu / 13:19
「ネタバレ」あり。ご注意願います。
飛び立ってしまったスマウグが街を焼き、
遂にサウロンの軍勢が動き出す。
そして始まる、五軍の戦い。
大切なのは金や財宝、権威なんかではない。
皆が仲良く住むことができる場所。
流浪の旅の末、散り散りに成った仲間が再び集える場所。
旅で遠い場所に行ったとしても、帰ってこれる場所。
そんな場所が重要なのだ。
そんなことがこの映画のテーマなのかもしれない。
しかし、それ以上に感じたこと。
それは友人というものの存在。
苦難にある友に何をしてあげられるのか。
道を踏み外しつつある友を信じてあげることが出来るのか。
友とは自身にとって、どんな存在なのか?
ドワーフの王、トーリンとホビットの小さき人、ビルボ。
普通では友人には成り得ない存在。
しかし、真の友人と成り得た彼ら。
二人の友情が羨ましくも心に深く残る映画。
そして、遂に終焉を迎えた本シリーズ。
それが、とても感慨深い映画。
街を焼き尽くすスマウグ。
一人絶望的な戦いを挑む、バルド。
そのバルドに届けられた一本の黒い矢。
それは、息子が如何にバルドを尊敬し、信じ、愛しているかの証なのだろう。
火を吐き迫りくるスマウグ、しかし、「俺を見ろ。」
二人の親子の信頼がスマウグを倒したのだ。
遂にエレボールを取り戻したドワーフたち。
しかし、金貨とオーケン石に心を奪われてしまうドワーフの王トーリン。
エレボールは取り戻した、平和はやってきたはずだった。
しかし、一食触発状態となってしまう、エルフとドワーフ、そして人間たち。
他の種族と争ってでも、
王として誓った約束を反故にしてまでも、
金貨は守らなければならないものなのか?
この時のトーリンは心を惑わされていたのだろう。
仲間を疑い、金貨に埋もれ、一人心を閉ざしていたトーリン。
しかし、ビルボが木の実を見せた時のトーリンの優しげな表情。
この時、ビルボはトーリンの中に、
まだ正気に戻る力が残されていることを確信したのだろう。
そして、友のため、大好きな仲間たちの為に行動を起こすことを決めたのだろう。
それが、ビルボが友としてオーリンに差し伸べたかった忠告であり、
助けであったのだろう。
遂に始まってしまう五軍の戦い。
それまでのわだかまりを捨てて、共闘する人間、ドワーフ、そしてエルフ。
エルフの参戦シーンが美しい。
それでも追い詰められていくドワーフたち。
しかし、「信じてくれとは言わない、けれど、もう一度ついて来て欲しい。」
そして、「王が還って来た。」のセリフが嬉しい。
そこからは、激闘に次ぐ激闘。
タウリエルとキーリの恋愛の悲劇的結末。
そして、友に見守られながら逝ってしまったオーリン。
友とは、その人にとってどのような存在なのか?
オーリンが正しき道に戻ってくることを信じ、
行動を起こしたビルボ。
だからこそ、オーリンはビルボを友と感じたのだろう。
そして、大切な仲間であり友であったからこそ、
ビルボはオーリンを信じることができたのだろう。
普通では友人には成り得なかったであろう二人。
しかし、旅を通じて真の友人と成り得た彼ら。
二人の友情が羨ましくも心に深く残る映画。
しかし、金貨とオーケン石に心を奪われてしまうドワーフの王トーリン。
エレボールは取り戻した、平和はやってきたはずだった。
しかし、一食触発状態となってしまう、エルフとドワーフ、そして人間たち。
他の種族と争ってでも、
王として誓った約束を反故にしてまでも、
金貨は守らなければならないものなのか?
この時のトーリンは心を惑わされていたのだろう。
仲間を疑い、金貨に埋もれ、一人心を閉ざしていたトーリン。
しかし、ビルボが木の実を見せた時のトーリンの優しげな表情。
この時、ビルボはトーリンの中に、
まだ正気に戻る力が残されていることを確信したのだろう。
そして、友のため、大好きな仲間たちの為に行動を起こすことを決めたのだろう。
それが、ビルボが友としてオーリンに差し伸べたかった忠告であり、
助けであったのだろう。
遂に始まってしまう五軍の戦い。
それまでのわだかまりを捨てて、共闘する人間、ドワーフ、そしてエルフ。
エルフの参戦シーンが美しい。
それでも追い詰められていくドワーフたち。
しかし、「信じてくれとは言わない、けれど、もう一度ついて来て欲しい。」
そして、「王が還って来た。」のセリフが嬉しい。
そこからは、激闘に次ぐ激闘。
タウリエルとキーリの恋愛の悲劇的結末。
そして、友に見守られながら逝ってしまったオーリン。
友とは、その人にとってどのような存在なのか?
オーリンが正しき道に戻ってくることを信じ、
行動を起こしたビルボ。
だからこそ、オーリンはビルボを友と感じたのだろう。
そして、大切な仲間であり友であったからこそ、
ビルボはオーリンを信じることができたのだろう。
普通では友人には成り得なかったであろう二人。
しかし、旅を通じて真の友人と成り得た彼ら。
二人の友情が羨ましくも心に深く残る映画。