記憶探偵と鍵のかかった少女   
2015.05.07.Thu / 22:53 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






もし、相手の記憶を覗くことができれば、
嘘発見器は不要になるだろう。
しかし、嘘発見器が欺かれるのと同様に、
記憶によっても嘘をつく事ができたとしたら、、

記憶探偵を生業にしている男。
記憶に見事に欺かれ、
しかし人生の再出発をすることが出来た。

記憶というものの面白さ。
そして、見事に欺かれた男の悲哀さが印象的な映画。



人の記憶を見ることが出来る男、ジョン。
その能力を生かして記憶探偵を仕事としている男。
人が持つ過去の記憶を見ることが出来たのなら、
嘘発見器などは不要になるだろう。
なぜなら、その人自身の記憶を直接見ることが出来るのだから。
そして、証言の為の宣誓なども不要になるだろう。

しかし、嘘発見器を欺くと同様に、
記憶を使って記憶探偵を欺くことは出来るのかもしれない。

自分が信じたい出来事を強く念じて、自己暗示をかければ、、
記憶が、すり替わってしまうかもしれない。
そんな過去を見れば、真実にはたどり着けないだろう。

また、精神的な障害で、誤った過去を真実だと強く信じていれば。
それでも、真実にはたどり着けない。


依頼人の娘であり、調査対象であった少女、アナ。
そのアナに次第に魅かれていくジョン。

探偵であれば、調査対象者に対する個人的な感情はご法度のはずだ。
しかし、死んだ妻と同じ名前であるということ。
自分のお願いで食事を取ってくれたこと。
彼女の周りは総て敵で、唯一の味方は自分だけであること。

アナに見事に欺かれてしまったジョン。

アナは自分の過去を改ざんしているようにも見えるし、
自分の都合の良い過去を捏造して信じ込んでいるようにも見える。
いずれにせよ、両親から自由になるために、
ジョンを利用し、用意周到に準備をしてきた、
ということなのだろう。


妻を強く思い続けたために先に進めなくなっていた。
ジョンは、それを強く思い知らされたのだろう。
家を売ってけじめをつけたジョン。

記憶というものの面白さ。
そして、見事に欺かれた男の悲哀さが印象的な映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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