2015.09.24.Thu / 21:15
「ネタバレ」あり。ご注意願います。
とても美しいシーンの連続。
統一が取れた淡い色使いがとても綺麗。
こだわりの構図、こだわりのカメラワーク。
豪華な俳優人。
それぞれが映画の世界の調和を保ちつつも、
嬉々としてそれぞれの役を演じている。
画面狭しとちょこまか動くのはとても可笑しい。
映画の最初では見知らぬ同士だったコンシェルジェとベルボーイ。
しかし、お互いが無くてはならない存在となっていく。
困った時に利害を超えて、お互いを助け合ったコンシェルジェたち。
ベルボーイの最愛の人。
短い時間ではあったが至福の時。
それらは、既に遠い昔。
すでに多くは失われ、多くの人は逝ってしまった。
愛の為にホテルを残そうとしたベルボーイ。
しかし、物語は本として残り、人々の想像を今だに、かきたてる。
とても急展開なストーリー。時々クスりと笑わせてくれるシーン。
そして最後にノスタルジアにも似た思いを感じさせる映画。
旧ズブロフスカ共和国にあった、グランド・ブダペスト・ホテル。
そこにいた伝説のコンシェルジェ、グスタヴ。
お客様に楽しんでいただく為の究極とも言える哲学を持った男。
そこに雇われた新米のベルボーイ、ゼロ。
二人が巻き込まれる殺人事件。
殺された婦人を演じていたのが、ティルダ・スウィントン。
そして、メイドを演じていたのが、レア・セドゥ。
さらに、弁護士を演じたジェフ・ゴールドブラム。
これらには最後まで気付かなかった。
遺産として相続するはすの絵画をなぜか盗み、
濡れ衣で投獄されては、大脱走。
ホンワカとした画面とは裏腹に急展開するストーリー。
脱走を見逃してくれた、顔にデカい傷のある男。
外見とは裏腹の優しさが、とてもキュートに感じられる。
二人を追い詰める無口な殺し屋、ジョプリング。
不気味な役をやらせれば、見事に演じるウィレム・デフォー。
でも、なぜか、この映画ではコミカルささえ感じさせてくれる。
スキーによる逃走がミニチュアというのも雰囲気が出ていて、とても良い。
主人である夫人の遺志を守る為、命を懸けたセルジュ。
婦人の遺志を守るだけではなくて、
人に仕えるという似たような職業をする者同士の連帯感が、
セルジュに命を懸けさせたようにも見えた。
ゼロの最愛の人、アガサ。
演じるのは、シアーシャ・ローナン。
ニコリとも笑わないのに、なぜか可愛い。
けれど、胸は洗濯板というのは余計なお世話。
アガサには悲劇的な最後が待ってるかのように煽られるので、
見ているこちらもハラハラしてしまう。
洗濯カゴから若い女性の頭部には、ドキリとさせられた。
グスタヴの危機に、遂に動き出すコンシェルジェ同盟(?)。
不可能に思えても、それらを可能に変えてしまう。
さすがコンシェルジェ。
事件は解決し、遺産を受け継ぐことになったグスタヴ。
けれど、グスタヴとゼロの絆は変わらない。
ゼロが危うく逮捕されそうになり身を挺して守ったグスタヴ。
けれど、戦争には勝てなかった。
ゼロが働き始めてから、すでに戦争が暗い影を落としていた。
そして軍の宿舎となってしまった、グランド・ブダペスト・ホテル。
それでも、そこには、まだ、夢は残っていたのだろう。
愛の為にホテルを残したゼロ。ホテルの今は描かれない。
しかし、物語は本として残り、人々の想像を今だに、かきたてる。
とても急展開なストーリー。時々クスりと笑わせてくれるシーン。
そして最後にノスタルジアにも似た思いを感じさせる映画。
殺された婦人を演じていたのが、ティルダ・スウィントン。
そして、メイドを演じていたのが、レア・セドゥ。
さらに、弁護士を演じたジェフ・ゴールドブラム。
これらには最後まで気付かなかった。
遺産として相続するはすの絵画をなぜか盗み、
濡れ衣で投獄されては、大脱走。
ホンワカとした画面とは裏腹に急展開するストーリー。
脱走を見逃してくれた、顔にデカい傷のある男。
外見とは裏腹の優しさが、とてもキュートに感じられる。
二人を追い詰める無口な殺し屋、ジョプリング。
不気味な役をやらせれば、見事に演じるウィレム・デフォー。
でも、なぜか、この映画ではコミカルささえ感じさせてくれる。
スキーによる逃走がミニチュアというのも雰囲気が出ていて、とても良い。
主人である夫人の遺志を守る為、命を懸けたセルジュ。
婦人の遺志を守るだけではなくて、
人に仕えるという似たような職業をする者同士の連帯感が、
セルジュに命を懸けさせたようにも見えた。
ゼロの最愛の人、アガサ。
演じるのは、シアーシャ・ローナン。
ニコリとも笑わないのに、なぜか可愛い。
けれど、胸は洗濯板というのは余計なお世話。
アガサには悲劇的な最後が待ってるかのように煽られるので、
見ているこちらもハラハラしてしまう。
洗濯カゴから若い女性の頭部には、ドキリとさせられた。
グスタヴの危機に、遂に動き出すコンシェルジェ同盟(?)。
不可能に思えても、それらを可能に変えてしまう。
さすがコンシェルジェ。
事件は解決し、遺産を受け継ぐことになったグスタヴ。
けれど、グスタヴとゼロの絆は変わらない。
ゼロが危うく逮捕されそうになり身を挺して守ったグスタヴ。
けれど、戦争には勝てなかった。
ゼロが働き始めてから、すでに戦争が暗い影を落としていた。
そして軍の宿舎となってしまった、グランド・ブダペスト・ホテル。
それでも、そこには、まだ、夢は残っていたのだろう。
愛の為にホテルを残したゼロ。ホテルの今は描かれない。
しかし、物語は本として残り、人々の想像を今だに、かきたてる。
とても急展開なストーリー。時々クスりと笑わせてくれるシーン。
そして最後にノスタルジアにも似た思いを感じさせる映画。