マイネーム・イズ・ハーン   
2015.12.10.Thu / 22:59 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






信じる宗教による、いわれなき差別。
患った病気による、いわれなき差別。

しかし、この世界に居る人間は二種類だけ。
それは良い人と悪い人。人の違いはそれだけ。
宗教や病気で差別される理由はない。

そして、
良い人が良い行いをするわけではない。
良い行いをする人が良い人なのだ。
だから、誰にでも良い人に成ることは出来るのだ。

憎しみは悪い人を生み出すかもしれない。
しかし、良い人と、その人の良い行いは、
さらなる良い人を生み出すのだろう。


人間の持つ可能性に嬉しくさせれられる映画。


インド映画ではお約束の歌や踊りは、この映画では一切なし。
画面の構成等は洗練され、インド映画の様には見えない。
けれど、インド映画らしい、とてもエネルギッシュな映画。


アスペルガー症候群を患いながらも、
母親の大きな愛情によって育てられた、ハーン。
とても真面目で実直な青年。
母親と死別しアメリカに移民。
そしてめぐり合う運命の人、マンディラ。


アスペルガー症候群故に結婚生活には、
何かと障害があるのではないかと心配ではあった。
そしてハーンはイスラム教徒。マンディラはヒンズー教徒。
しかし、総てを受け入れての三人の生活は順風満帆。
正にハーンの母親が言うように、
この世に居る人間は二種類だけ。
それは良い人と悪い人。人の違いはそれだけ、なのだろう。

しかし、9.11が総てを変えてしまう。
恐怖が偏見と差別を生み、
憎しみが人を悪行へと駆り立てる。
そして、取り返しのつかない悲劇を生んでしまう。

悲劇を繰り返さない為に、
憎しみを消す為に、
人には、いっったい何が出来るのだろうか?
しかし、ハーンは実直にも、
マンディラが憎しみに駆られて言い放った言葉を実行に移す。
その実直さが多くの人々に影響を与え、
彼らを良い人へと導いてゆく。

息子を殺されて憎しみと怒りに満ちていたマンディラ。
しかし犯人が判明しても誰も救われない。
重要なことは悲しみを繰り返さないこと。
憎しみや怒りに心を捕らわれてしまえば、
さらなる悲劇を生んでしまったことだろう。


良い人と悪い人。
人間は、そのどちらにも成ることが出来る。
それは、自分の行動と意識が決めることなのだろう。
だから、人は良い人に成ることも出来るのだ。

人間の持つ可能性に嬉しくさせれられる映画。


* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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