白い沈黙  
2016.01.18.Mon / 22:59 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






この映画を未見の人は、映画を見てから下記を読んでください。
ネタバレ満載なので。
お願いします。




あの時、目を離しさえしなければ。
あの時、一緒にパーティーに参加していれば。

そんな後悔が片時も頭を離れず、
苦しみ、人を憎み、自分を赦せないでいる。
そして、取り戻す為の行動も空回り。

そんな苦しみを眺め楽しむ人々。
この感覚には付いていけそうにない。


物語の終わりはハッピー・エンド。
しかし、そうとは感じられない終わり方。
すべての伏線が回収されないからだけではない。
これは、ほんの序曲。
恐ろしい世界への入り口に過ぎないのでは、、、
そんな思いに捕らわれる。

不気味で恐ろしく、気味が悪くて気色悪い。
けれど、その先を見てみたいと魅きつけられる映画。



愛する娘と妻に囲まれ幸せな生活を送っていたマシュー。
しかし、少しの間、目を放しただけなのに娘は行方不明。
悪いのはマシューではない。
けれど誰かを悪者にしなければ心の整理が付かない母親。
苦しめば苦しむほどに、あの一瞬が後悔として心に燻る。
もはや、普通の生活は送れなくなってしまったマシュー。
犯人たちの目的はお金でもなければ復讐でもない。
単に人が苦しむ姿を見てみたい。そんな快楽が目的。
組織の全貌は明かされてはいないが、
それがビジネスとして成り立っているようにも描かれていた。
人の苦しみを自分の快楽にするという救い難き人々が、
世界には密かにではあるが、大勢いて、
そんな快楽の為にお金を払っているということなのだろうか。
それは、受け入れがたく、およそ信じられない世界。


犯人であるミカ。
一見すると、とてもまともで、社会的地位も確立されている。
しかし、密かに裏の顔を持っている。

ミカの勤める会社の社長、ヴィンス。
演じるのは、ブルース・グリーンウッド。
でも、あまり重要な役には見えない。
しかし、女刑事であるニコールとのパーティーでの意味深な言葉。
実は彼も裏の顔を持っているのではないのだろうか?


しかし、犯人の異常快楽への欲求よりは、
親の娘に対する愛情と執念が最後には勝った。
スマホを咄嗟に追跡装置にする機転は見事。
けれど、その後に犯人たちの目の前に現れたのは、
自分の存在を知らしめてしまうという意味で、
やりすぎだったのではなかろうか?


映画のラストはハッピー・エンド。
けれどあまり、ハッピーには感じられない。
組織の総てが捕まったわけではなく、
まだまだ、こんな異常で不快なことが続くということが、
分っているからか?

不気味で恐ろしく、気味が悪くて気色悪い。
けれど、その先を見てみたいと魅きつけられる映画。

* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1329 / タイトル さ行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
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