ピエロがお前を嘲笑う  
2016.02.11.Thu / 20:40 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






この映画を未見の人は、映画を見てから下記を読んでください。
ネタバレ満載なので。
お願いします。



自分に自身が持てなかった青年。
自分を透明であると自虐し、
恋人にも上手には接することが出来ない。

次第に目覚めていく自分自身の能力。
自己顕示欲と劣等感。
そんなアンバランスさに自分自身を滅ぼしかけた。
しかし、最後には賭けに勝つ事ができた。
それは仲間と恋人が彼を支えてくれたから。

最後に見せた青年の自信に満ちた表情。
青年の晴れやさに不思議な爽快感を感じた映画。
ただし、彼が話したことが総て真実だとしたら、ではあるが。


この映画のコピーはは究極のマインドファック・ムービー。
確かに見事に騙された。
しかし、だから何、とも感じてしまう。
もう少し伏線の張り方を上手にすれば傑作になっていたかもしれない。
その辺りが少し残念な映画。
ただし、彼が話したことが総て真実だとしたら、ではあるが。




気が弱く自分に自身が持てない青年、ベンヤミン。
自分を透明だと自虐し、女性にも上手に声を掛ける事ができない。

偶然知り合った仲間たち。
彼らと結成するハッカーグループ、CRAY。
そこで自身の能力の凄さに目覚めてゆくベンヤミン。
しかし、自分たちが目標とするハッカー、MRXには見向きもされない。
より危険で不可能に近いハッキングに成功すれば、
MRXも自分たちを認めざるを得ない。
連邦情報局にハッキングを敢行するCRAY。
ゴミを漁り詐欺メイルで引っ掛けて実際に潜入する。
多分、一昔前のハッカーたちが使った常套的な方法なのだろう。

ハッキングに成功して有頂天なベンヤミン。
しかし、仲間の一人、マックスが自分の意中の人とキスをしていた。
自己顕示欲と劣等感。
その狭間で揺れ動くベンヤミンはMRXに連邦情報局の情報を漏らしてしまう。
そして起こってしまった悲劇。


此処までが、ユーロポールのハンネ捜査官にベンヤミンが打ち明けた話。
そして、ベンヤミンの真の目的は自分を含めた仲間たち総てを救うこと。


人は信じたい事を信じる。
争いごとは好まない。
大胆さに騙されやすい。


ベンヤミンが小物で危険性が無いこと。
遊びのつもりの悪戯を繰り返して今に至ったこと。
これらは、ハンネ捜査官が納得できることでもあり、
ハンネ捜査官の油断を誘うカモフラージュの様にも思える。
つまりベンヤミンは本当の事を総ては語っていないのではなのだろうか?
本当はCRAYは表向きは愉快犯的なハッカーグループ。
けれど、本当の姿は犯罪ハッカーグループというのは考えすぎだろうか?

そして、
「あなたは子供を産めない体になってしまった。
 あなたは気が強そうだが、あなたは孤独な人だと思う。」
という言葉はハンネ捜査官の親近感を得る為の台詞であり、
「あなたの情報をハッキングしてすまない。」
も少ないかもしれないが好印象を残すのに役立っただろう。

これらのセリフがあるからこそ、
ハンネ捜査官は情に絆されて最後には不正を許してしまった様に思える。

捕まってしまえばMRXも子供なのだが、
あれが本当のMRXなのだろうか?
実はベンヤミンがMRXなのではないだろうか?


最後には仲間たちと恋人と旅立つベンヤミン。
見事に自分自身の存在と仲間たちの存在をも消し去った。
ベンヤミンの晴れやで自身に満ちたな表情。
自分に自身が持てなかった青年が大きな仕事をやり遂げた成長の証なのか、
それとも、最初からベンヤミンは大胆不敵な男だったのか、、、

というのは考えすぎなのだろうか?
というか、これくらいやって欲しかったと言うべきか。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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