海月姫  
2016.02.15.Mon / 19:31 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






一芸に秀でていて、
自分が卑下するよりも容姿は良い筈なのに、
過去のトラウマ故に、
諦めて、閉じこもって生きることを選んだ女子たち。

閉じこもっていれば平和だった、幸せだった。
しかし、そんな平穏を打ち破る者たちが現れる。


原作がコミックだからだろうか。
ストーリーは現実味が薄く、
ご都合主義的に感じられる。
三角関係や、
素人集団が一致団結して困難に挑んだり、
髪を上げれたり化粧をすれば実は可愛い、
というのも定番だ。
けれど、コミカルに描かれる彼女たちの生態が面白い。
パニックになると石化したり、
綺麗に着飾っている女性をオシャレ人間や魔物と呼んで避けたり、
自分の趣味のウンチクをとうとうと語ったり。
そんな彼女たちの奮戦ぶりが微笑ましくも可笑しい映画。






男子禁制の天水館に住んでいる、月海さん。
クラゲオタクの女の子。
この天水館には、他にも三国志オタクや鉄道オタク、
枯れ專、和ものオタクも住んでいる。
天水館を一歩外に出れば回りは敵ばかり。
けれど天水館の中ならば平和に楽しく暮らす事ができる。
過去のトラウマと他人には理解しがたい自分の趣味故に、
彼女たちは外界には心を閉ざし、
自分の趣味の中でのみ生きている。
けれど、そこに現れた侵入者、倉之助。
倉之助の眼から見れば、彼女たちは十二分に魅力的なのだ。


地上げにより天水館を追い出されそうになる彼女たち。
それに対応する為にファッションブランドを立ち上げ、
金を稼いで天水館を買い取る。
それは倉之助の夢でもあるのだろう。
そして、倉之助の兄、修との三角関係。

この辺りのストーリー展開は現実味が薄く定番的だ。
ただ、コミックの雰囲気を、
忠実に再現しようとしたからであるとも感じられる。

月海さんがクラゲをモチーフとしてドレスをデザインする。
一度は諦めたが倉之助の呼びかけに再び集う彼女たち。
月海さんのクラゲとドレスへのこだわり。
そして、成功するファッションショー。



篠原ともえさんと池脇千鶴さんが出ていたのには、
最後まで気付かなかった。
それほどまでに忠実に原作を再現していたのだろう。

女装姿がとても美しい菅田将暉さん。
速水もこみちさんのノリの良さ。
片瀬那奈さんの悪女ぶりも可笑しかった。

武器を手に入れて外界に乗り出した彼女たち。
武器は何もドレスだけではない。
「楽しかった。」「本当に。」
戦うことを決意し実行に移せた経験、
そして楽しかった経験も彼女たちの武器になるのだろう。

そんな彼女たちの奮戦ぶりが微笑ましくも可笑しい映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1345 / タイトル か行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY

  非公開コメント
TRACKBACK TO THIS ENTRY

ご注意

ブログ内検索

全ての記事を表示する

プロフィール

ヤン

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

フリーエリア

FC2カウンター

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

フリーエリア

CopyRight 2006 Heaven of the Cinema All rights reserved.