デッドマン・ダウン  
2016.02.15.Mon / 19:38 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






家族を殺され心に傷を負った男。
未来を奪われ心に傷を負った女。

傷を負わせた者に復讐したい。
けれど復讐では傷は癒せないのだ。
心の傷を癒すことが出来るのは、
人と人との絆なのだろう。

復讐よりも絆を選んだ二人。
その選択にホッとさせられた映画。


今までは、
ノオミ・ラパスさんはアクション女優と思っていた。
けれど、この映画では、
復讐と愛情とに揺れ動く女を感じさせてくれる。
そんな彼女の演技も堪能できる映画。




幼き娘と妻をマフィアに殺され復讐を目論む、ヴィクター。
哀愁漂う、とても寡黙な男。

交通事故で顔に怪我を負い未来を奪われたと思っているベアトリス。
顔に怪我を負う前は明るく華やかであったことが伺われる女性。
ベアトリスがヴィクターに近づいたのは、
似たような境遇であることを敏感に感じたから、と思っていたが、
ヴィクターが殺人を犯したことを黙っておくことを条件に、
自分の復讐を代わりにヴィクターに実行してもらうことだった。
これはスリリングで思わぬ展開。
映画の前半は説明不足もあって、乗り切れなかったが、
この辺りから、ストーリーが上手に動き始めたように感じられた。

復讐を依頼する側と依頼された側。
しかし、お互いの境遇を知り、
お互いの想いを理解するうちに、
徐々に親密に成っていく二人。
けれど、復讐が目的の二人。
最後には悲劇が訪れてしまう予感を多いに感じてしまう。


娘の命日に復讐を果たすつもりでいたヴィクター。
しかし、それは自分に対する言い訳なのかもしれない。
ヴィクターの叔父の言うとおり、
復讐を終わらせるのが怖かったのだろう。


ベアトリクスの復讐を代行した時に見せたベアトリクスの表情。
復讐が果たされても心は晴れない。
むしろ、好きな人を危険な目にあわせたくは無い。
そして、これ以上、人を殺して欲しくはない。
しかし、ヴィクターの復讐を止めることはできない。

けれど、ベアトリクスがマフィアの手に落ちた時、
ヴィクターの最後の戦いはベアトリクスのため。
決して復讐の為ではないのだろう。

自分の仕事仲間であるダーシーは撃たなかった。
なぜなら、彼には彼を必要とする家族が居るから。
それは、ヴィクターとベアトリスも同じなのだろう。


ラストは悲劇が襲うのかと思っていた。
しかし、自分たちの心の傷を癒す方法を見つけた二人は、
復讐よりも絆を選んだ。
その選択にホッとさせられた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1346 / タイトル た行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
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