2016.04.21.Thu / 21:14 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






恋に恋をしていた女性。
恋に対する憧れが邪魔をして、
本当の恋愛に、めぐり合えない。
しかし、青い鳥は、やはり直ぐ傍に居たのだろう。

奇妙で不思議に耳に残ってしまう日本の歌謡曲とダンス。
テンポ良く死んでゆく沢山の男たち。
創りこまれた壁紙や小道具。


おどろおどろしくも、とても愛らしい映画。



18年もの間、専属看護師として働く、リザ。
休暇も無く、自由も無い。
当然、男性との出会いも無い。
唯一の慰めは、彼女にしか見えない幽霊、トニー谷。
とても寂しい生活を送る女性。
リザを演じるモーニカ・バルシャイさんが、とてもチャーミング。
おさげに丸眼鏡が、野暮ったいにもかかわらず、とても可愛い。
お決まりとはいえ、髪型を変えた後は、とても美しい。

登場シーンでの手と指の動き。
歌う時の腰の動かし方。
マイクの握り方や視線の振り方。
昭和歌謡の雰囲気がとても出ている、トニー谷。
現実味の無いトニー谷の仕事ぶりも妙に可笑しい。


リザに好意を寄せた男性がテンポ良く死んでしまう。
人が死んでしまうにも関わらず、とてもコミカルだ。

映画の冒頭のおどろおどろしい音。
しかし、それにも仕掛けがあって笑わせられる。

トニー谷の正体がわかった時、
九尾の狐の伝説や勘違いによって、
目の前にあった本当の恋愛に気付いていないことを知った時、
自分の恋愛や幸せよりは愛する人の命を選択するリザ。

リザを救うべく駆けつける刑事、ゾルタン。
入り口の扉を開け、さっそう登場するゾルタンの姿がイカす。
けれど、なかなかリザにたどり着けない姿が滑稽で笑える。

最後は、この映画に似つかわしいハッピーエンド。
相変わらず付きまとうトニー谷。
怪我だらけのゾルダン。
けれど、総てを受け入れたリザが、とても幸せそう。


おどろおどろしくも、とても愛らしい映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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