2016.05.05.Thu / 18:44 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






誘拐され犯罪者集団の仲間になった男。
両親を殺され殺人マシンとして育てられた女。
妻と娘を目の前で殺され復讐を誓った男。
自分が望んでもいない改造をされた男。
植物の体をもつ男。

皆が人生の負け犬だった。
しかし、今日、与えられたのは、
負け犬を脱する機会。
それは、一人では手にすることが出来なくとも、
仲間がいれば、ともに勝ち取ることが出来る機会。
そして、仲間とならば死の危険があろうとも、
挑む価値のある機会。


とても軽いノリに溢れた映画。
それでも仲間の存在と彼らのキャラクターに
愛おしさを感じてしまう映画。




幼い頃に母親と死別した、ピーター・カイル。
そんな悲惨な過去も無かったのかのごとく、楽天的に振舞う男。
けれど常に大切にしているウォークマンに、悲しさを感じさせる。
オーブを追いかける旅の途中、知り合う仲間たち。
最初はお互いを狙い、反目していたが、
徐々に仲間意識が芽生えてくる。
しかし、オーブは奪われ危機に直面するザンダー星。

見過ごして逃げることもできたはずだ。
そして挑む相手は、死を覚悟しなければならないほどの強敵。
しかし、ここで逃げれば人生負け犬のまま。
そして、自分たちには仲間がいる。

ザンダー星の危機に、
ノバ軍やピーターが属する海賊たちも協力し合う。
その姿も、とても熱い。


文句ばかり言っているのに、いざとなったら頼りに成るロケット。
その大活躍も爽快。

仲間を守る為に、その身を犠牲にしたグリード。
最後の台詞の変化にも泣かされる。


遂にオーブと対峙したピーターたち。
ピーターの時間稼ぎが彼らしくて笑える。
そして、ついに石を手にするピーター。

母親と死別する時、その手を握ってあげられなかったピーター。
なぜなら、怖かったからだろう。
手を握れば母親は死んでしまう、と思ってしまったから。
けれど、手を握れなかったことを強く後悔しているピーター。
今度は仲間が差し出す手を握り返すことが出来た。


すべてが解決して、しかし彼らには帰る場所は無い。
しかし、仲間がいる。
この船が彼らの帰る場所になったのだ。
盗みや殺しをしでかしてしまいそうな彼ら。
しかし、彼らは、もはや負け犬ではない。



とても軽いノリに溢れた映画。
それでも仲間の存在と彼らのキャラクターに
愛おしさを感じてしまう映画。

* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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