レヴェナント:蘇えりし者  
2016.05.12.Thu / 22:05 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。







大自然に一人取り残された男。
生存の為の孤独な戦いを経て、
遂には生還を果たす。

なぜ、彼は生きて戻ることが出来たのか?
復讐への執念。
長年培われた知識と経験。
運よく巡り合えたインディアンの助け。

彼の持つ生存本能。
生きようとする意志の力。

そして、
偶然助けたインディアンの娘。
それが巡り巡って彼を助ける。

大自然の厳しさ。
しかし、怯まない男の闘志に
心が揺さぶられる映画。



ハンターでガイドである男、ヒュー・グラス。

帰還の途中に熊に襲われ、瀕死の重傷を負い、
仲間の一人に裏切られて、
目の前で息子を殺された。
普通であれば生還は果たしがたい。
しかし、グラスは生きて還って来た。
息子を目の前で殺された。
グラスにとって息子は世界の総て。
復讐への執念が彼を生かしたのか?

雪で水分を補給し、川辺のコケを食べ、
火薬で火を起こし、暖を取る。
そんな知識と経験が無ければ、
生き延びることは出来なかっただろう。


帰還の途中で巡り合えたインディアンの男。
如何にグラスが優秀な男であったとしても、
一人での生還は非情に難しい。
しかし、頼れる仲間が途中だけとはいえ居たらばこそ、
グラスは生還できたのだろう。


命ある限り、体を動かすことが出来る限り、
息をして、足を前に出し、戦い続けろ。
それは正にグラスの持つ生存本能。
そして、生きようとする意志の力。
もはや生き延びようと欲しているとか、
生きるということすら意識していない。
無意識な行動にも見えるグラスの姿。


ラストに復讐の対象であるフィッツジェラルドを追い詰めるグラス、
しかし、その生を神に委ねたグラス。
フィッツジェラルドは殺され、
グラスは生かされる。
それは、そこに居たインディアンの選択のようにも見えるが、
しかし、神の采配にも見える。
人から奪うことした考えていなかったフィッツジェラルド。
しかし自分が困難な最中でも娘を助けたグラス。
この差が運命を分けたのだろう。


圧倒的な大自然の厳しさが画面の隅々から伝わってくる。
しかし、諦めないグラス。
その闘志に心が揺さぶられる映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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