ザ・ブリザード  
2016.06.16.Thu / 15:37 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。




過去に沢山の後悔を残してきていても
今に後悔は残さない


規則に縛られて生きてきた青年。
しかし、強くなって、
規則を乗り越える。

過去に後悔を残してきた。
だからもう、後悔はしたくない。

立ちはだかる圧倒的な嵐。
しかし、彼は迷わない。
人数制限の壁。
それでも、彼は迷わない。

皆で無事に帰りつく。
それが彼の信念だから。

規則と後悔に縛られてきた男が見せた自分の信念。
その熱さに心揺さぶられる映画。




若き沿岸警備隊隊員、バーニー。
誠実ながらも、どこか頼りない男。

規則に捕らわれている。
致し方なかったとはいえ、過去の後悔に苛まれている。
しかし、荒れ狂う海で難破してしまうタンカー。

タンカーの船員、シーバート。
やはり、彼もどこか頼りない。
自分に自信が無いようにも見えるし、
人の上に立つ人柄ではないと自分を感じているようにも見える。
けれど、真っ二つに割れてしまったタンカー。
船長も失われてしまった。
船のことを一番良く知っているという理由で自分を頼る船員たち。
しかし、一方でシーバートを嫌っている船員たちも居るようだ。
絶望的な状況で四面楚歌。
それでも生き延びることを諦めないシーバート。

シーバートの武器は船の知識と誠実さ。
自分の判断が正しいかどうかわからない。
それでも可能性が一番高いと思える方向に皆を導く。
自分だって人生がある、だから、怖い。
けれど、そんな議論をしていて、何になる。
シーバートの誠実さが徐々に味方を増やしていく。
最後には、船を最後に下りる栄誉を譲られる。


命令で荒れる海原に飛び出したバーニー。
しかし、荒れ狂う海に対峙した時、
そして、それを乗り越えた時、
今までは命令だったかもしれない。
けれど、皆で無事に帰ること。
それが自分の強い信念に成ったのだろう。
帰ろうと提案する仲間の言葉を退けて、探索を続行するバーニー。
そして人数制限にも、たかが規則だと、救助を諦めない。
それは無謀な賭けだったのかもしれない。
けれど、賭けに勝つことが出来たバーニー。


助けた者たち、助けられた者たち。
しかし、皆が心細い。
けれど、信頼し励ましあう彼ら。
命を預ける。
皆で無事に帰ろう。
俺たちが付いている。
そんな言葉の一つ一つが、とても熱くて嬉しく感じさせる。


バーニーの恋人、ミリアム。
とても気の強い女性。
最初はバーニーの職務の厳しさを理解できていなかったのだろう。
しかし、この事件を通じて、バーニーの仕事の重さと誇りを知る。
無事に帰ってきて欲しい。
そんな想いで点けられたヘッドライト。
そして、その想いがバーニーに届く。
それは、とても幸福な一瞬。


皆で無事に帰りつく。
その想いで、お互いを信じ、困難を乗り越えた人々。
その熱さに心揺さぶられる映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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