ゴーン・ガール  
2016.07.07.Thu / 20:02 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






自分の人生を演じること。
理想の夫婦を演じること。
世間に受け入れられること。
そして総てを支配すること。
特に、マスコミを。


そこに絶対的な価値を感じていた女性。
夫が期待を裏切れば舞台から強制退場。
しかし、期待に沿う行動を起こせば、
再び舞台に帰り咲くことも許す。

とても病的な女性。
けれど、こんな人は程度の差はあれど、どこにでも居る。
体裁を気にし、他人を支配したがる人はどこにでも居る。

現実を受け入れて妥協をすること。
しかし、それが出来ない人がいる。
だから理想を演じ続ける。
相手にもそれを求める。
けれど、それが一体何になるのだろうか?

恐ろしさと同時に虚しさを感じさるを得ない映画。






理想的な恋愛を経て結婚に至ったニックとエイミー。
しかし、理想的な結婚生活は長くは続かない。
自分の人生や理想の夫婦を演じることに執着しているエイミー。
それは、自分がモデルとなったにもかかわらず、
母親に実物以上に完璧に描かれた物語の主人公エイミーの為なのだろう。
マスコミや世間から大きな注目を集め、物語の主人公と比較され、
その結果、
理想を演じることがエイミーの生きる意味と価値になってしまったのだろう。

結婚に至る恋愛の過程は、とてもロマンチック。
けれど、エイミーにとっては、
自分の理想を演じることが出来る男を捜していたのだろう。
それに合格したニック。

やっと見つけたはすだった自分の理想を演じることが出来る男。
けれど、浮気をしたニックは失格の烙印を押され、
強制的に排除されそうになる。

唇についた砂糖を指で払ってからのキス。
それはとてもロマンチックに感じられた。
しかし、ニックにとっては誰にでも行う恋愛のテクニック。
二人にとっての特別な思い出などではない。
完璧に演じきっていたはずの夫婦像は、
完璧に崩れ去ってしまったのだろう。


窮地に追い込まれたニック。
しかし、TVでのインタビューにおいて、大逆転。
図らずも、エイミーに再認識され、
理想の夫婦を演じる舞台に復帰することが出来た。


現実は残酷だ。
理想とは大きくかけ離れている。
しかし、それを受け入れることが出来ない人が居る。
理想を演じ続け、周りにもそれを求め、
周りを支配しようとする。
マスコミや大衆のリアクションを予想し、
それをコントロールし、味方につける。

けれど、それが一体何になるのだろうか?

病的でとても恐ろしい女性、エイミー。
ニックとエイミーの行く先には何が待っているのか?
二人の子供は幸せに成ることが出来るのか?

恐ろしさと同時に虚しさを感じさるを得ない映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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