帰ってきたヒトラー  
2016.08.11.Thu / 13:41 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






ヒトラーが現代に蘇る。
ストーリー展開は概ね予想通り。
しかし、このようなことは、
問いかけ続けることに意味があるのだろう。

最後にヒトラーが語ったこと。
政治家を選んだのは国民たち。
政治というものは国民を映し出す鏡。
そして、自分は国民の一部。

コメディー映画かもしれない。けれど、
心からは笑えない、薄ら寒さを感じさせる映画。



タイムスリップで現代に現れたヒトラー。
最初は時代の変化に戸惑うものの、
再び彼自身の戦いを始めようと決意する。

ヒトラーを熱狂的に迎える人々。
それは、お笑い芸人としてだけではない。
彼の主張に一理あると考え始める民衆たち。

一時は動物虐待で危機を迎えるが、
それを逆手にとり、本を出版、再び返り咲く。



世の中には不満が鬱積している。
間違っていると思われることも沢山ある。
それを煽れば、皆が耳を傾ける。
そして単純明快な説明は民衆の心に心地よく響く。

最後に嘯くヒトラー。
自分を選んだのはドイツ国民。
自分は国の一部。国民の代弁者であり、
国民が望んだことを実施しただけ。

たしかに、
ヒトラーは自身の力だけで総統に上り詰めたのではない。
民衆が彼を選び、熱狂的に迎え、権力を与えた結果、
怪物が誕生してしまったのだ。

単純明快な思想であっても、
強力なリーダーシップを発揮してくれるからといっても、
迂闊に総てを任せてしまってはいけないのだろう。

ヒトラーが行った総てが間違いというわけではないのかもしれない。
しかし、それを含めて皆が政治に参加し、議論し、
自分たちの行く末に責任を持たなければ成らないのだろう。


最後に私的な親衛隊まで組織したヒトラー。
コメディー映画かもしれない。けれど、
心からは笑えない、薄ら寒さを感じさせる映画。




* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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