裸足の季節   
2016.08.15.Mon / 18:15 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






古い習慣に抑圧される少女たち。
しかし、それに負けずに挑んでいく彼女たち。

誰かが悪いというわけではないのだろう。
むしろ抑圧する側にも、
少女たちを思いやる人も居る。
しかし、少女たちの本当の気持ちは理解されず、
だからこそ、この問題は根が深い。


抑圧される前の少女たちの輝き。
抑圧され、徐々に失われていく、その輝き。

命懸けの抵抗の果てに、やっと手に入れた自由。
しかし、彼女たちの将来はどうなるのだろう。
そして、ここまでしなければ自由は手に入らないのか。

世代間の文化的な大きな溝。
その溝の深さに気持ちが暗くなってしまう映画。



両親を亡くし、
祖母と叔父とトルコの田舎町に暮らす五人姉妹。
なによりも純潔が尊ばれる。
しとやかさが必要で、大きな声では笑ってはいけない。
学問よりは家事が重要で、
見ず知らずの人に嫁いでも、幸せになれるはず。

祖母に五人姉妹への愛情が無いわけではない。
むしろ、深く愛しているのだろう。
サッカー試合のテレビ中継に写る彼女たちを守る為の、
祖母の奮戦が微笑ましい。
けれど、祖母は固く信じている。
自分の方法が唯一五人姉妹を幸せにするのだと。
そして、姉妹の意思や気持ちは、
祖母の常識では理解することはできない。
だから、この問題は深刻だ。

自由を求め行動を起こせば起こすほどに、
新たに鉄格子や塀が追加され、
自由への道が閉ざされていく。


運よく愛する人の元へ嫁ぐことができた長女。
しかし、自身の純潔を疑われてしまった次女。

三女は、きっと処女ではなかったのだろう。
叔父に悪戯をされているようにも見えた。
望まぬ結婚、閉ざされていく未来。汚されてしまった自分。
だから自分自身を大切にする事ができない。
それ故の結末だったのだろう。

計画を練って脱走を図る四女と末っ子。
逃げ延びた先の先生には、家族が居るようだ。
果たして、この二人を受け入れてくれるのだろうか?


命懸けの抵抗の果てに、やっと手に入れた自由。
しかし、彼女たちの将来はどうなるのだろう。
そして、ここまでしなければ自由は手に入らないのか。

世代間の文化的な大きな溝。
その溝の深さに気持ちが暗くなってしまう映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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