2016.08.29.Mon / 19:27 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






あの、宇宙戦艦ヤマトの第一作をベースにして作製された、
宇宙戦艦ヤマト2199。
そのスピンオフ作品というよりも完結版のように感じられた映画。

地球への岐路を急ぐヤマト。

指揮官として成長した主人公の頼もしい姿。

明かされるジレル星人の謎。

異星人といえども分かり合えるはずだ。
そんな信念の元に共闘を果たすヤマトとガミラス。

未来に船出するには希望が必要だ。
そして、希望は信じる心から生まれるもの。

宇宙戦艦ヤマト2199では描き切れなかったテーマを描ききった、
完結版のように感じられた映画。



コスモ・リバースシステムを受け取り、
故郷の星を元の姿に戻すべく、
地球への岐路を急ぐヤマト。
しかし、突如として襲ってくるガトランティス。
突然の来襲、しかし、慌てることなく適切な指示を出す古代進。
それを頼もしそうに見つめる副長、真田。
古代の判断は、まるで、
沖田艦長が艦橋に居て指揮する様に見える。
正に沖田艦長の後継者にまで育った古代。
しかし、最善を尽くしても異空間に迷い込んでしまうヤマト。

迷い込んでしまった星。
この描写は、あたかも、
何度と無く映画化され、
最近はキャストを一新しJ・J・エイブラムズによってリブートされた、
あの有名なスペースオペラ映画の様。

人の記憶と意識に反応し、その姿を変化させる星。
これも、あの古典的なSF映画の名作で、
ソダーバーグにリメイクされた、あの映画の様。

そして、そこに居た七色星団決戦の生き残り。


ここから先の展開は少し停滞気味。
けれど、彼らが同じ目的で日々を過ごしたということが、
重要なのだろう。
偏見さえなければ、そして、憎しみさえなければ、
人は分かりあえるのだ。

正体がわかりお互いを撃ちあう一歩手前までいった古代とバーガー。
しかし、寸でのところで踏みとどまる。
古代には兄の意志と遺言があったからだ。
そしてバーガー自身も復讐の虚しさを知っていたからだろう。
亡くなってしまった恋人の存在と、その姉が教えてくれたのだろう。

ガトランティスの包囲を突破する為に共闘するバーガーと古代。
我々は一人ではない。
この展開はとても嬉しい。
ガトランティスを撃つべく、
ともに発進するヤマトとガミラスの艦載機。
このシーンには燃える。


ガトランティスとも分かりあえるはず、
というのは、少し意地悪な見方かもしれないし、
蛮族の描き方が定型的というのは野暮な感想かもしれない。


波動砲が無くてもヤマトに搭載された様々な武器が、
次から次へと火を吹く。

バーガーの願いは、老兵と少年兵を祖国に無事に送り返すこと。
その願いを叶えるべく敵旗艦を追うヤマト。

バーガーの台詞、
こんな結末なら納得できるぜ。
敵を倒すための戦いより、目の前に居る仲間を助ける為に命を懸ける。
その方が意義がある、ということなのだろう。

犠牲も出たがバーガーの願いは叶えることができた。
憎しみあった異性人同士でも助け合う事ができた。
最後に新たな船出をするジレル人。
バーガーたちも新しい世界、新しい生き方を始めるだろう。
そして、地球に帰還できたヤマト。
そのヤマトの帰還を堅く信じていた土方司令。

未来を生きるためには希望が必要だ。
そして、希望は信じる心から生まれるもの。
それは、ジレル人も、バーガーたちも、ヤマトのクルーも、
そして地球でヤマトの帰りを待った人々も。


明かされるジレル星人の謎。
異星人といえども分かり合えるはずだ。
そして明日を生き抜くための希望。
宇宙戦艦ヤマト2199では描き切れなかったテーマを描ききった、
完結版のように感じられた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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