ソロモンの偽証 前篇・事件  
2016.09.15.Thu / 19:43 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






一人の少年の死がきっかけで、
様々な思惑が交差する。
それまで隠されてきた問題が浮き彫りになる。

生徒を守りたい。
そう願う保護者たち。
けれど、その思いが判断を誤らせてしまう。

傷つくことを恐れていては何も出来ない。
反省も。
明日を生きることも。
死から逃れることも。

大人の思惑を超えて真実を追い求めることを決めた。
そんな少女の瞳に魅せられた映画。

映画初出演の藤野涼子さん。
透明感と眼差しの強さ。
将来がとても楽しみな女優さん。



記録的な豪雪のクリスマスの朝。
柏木少年の死体が学校で見つかる。
柏木君の死は自殺だと断定する警察。
しかし、柏木君は殺されたとの告発文が舞い込む。
優等生でいて、とても意志の強い、藤野さん。
しかし、学校内で行われていた虐め、暴力を目の前にして、
見て見ぬふりをしてしまった、女の子。

見て見ぬふりをしてしまった自分が赦せない。
だから、死ぬことを考えてしまう。
そして、自殺は伝染する。
柏木君の死が、藤野さんに死を迷わせる。


藤野さんのクラスメイトである、樹理さんと松子さん。
二人の関係は友人関係というよりも、
まるで奴隷と主人のような異様な関係に見える。

そして、とても頼りない担任教師。

何も無ければ、そのまま時は過ぎて行っただろう。
平穏無事で卒業まで何も起こらなかっただろう。
しかし、柏木君の死をきっかけに様々な思惑が交差する。


告発文を前にして、
それを秘密に捜査を進めようとする警察と校長。
告発文を書いた生徒は判明した。
けれど、それ以上は何もしなかった、校長。
それは生徒たちを守りたかったから。
これ以上、傷口を広げたくは無かった。
今ある傷も時間があれば治癒すると考えていた。
しかし、そうではなかった。

死ぬことに迷い、このままでは前に進めない。
何が起こったのか、それを知りたい。
学校内で裁判を開くことを思いつく藤野さん。
真実が判れば、さらに傷つくかもしれない。
けれど、これ以上傷つくことを恐れない、厭わない。
もう後戻りは出来ないのだから。
真実を知らなければ前に進めないのだから。

大人の思惑を超えて真実を追い求めることを決めた。
そんな少女の瞳に魅せられた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1423 / タイトル さ行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY

  非公開コメント
TRACKBACK TO THIS ENTRY

ご注意

ブログ内検索

全ての記事を表示する

プロフィール

ヤン

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

フリーエリア

FC2カウンター

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

フリーエリア

CopyRight 2006 Heaven of the Cinema All rights reserved.