ソロモンの偽証 後篇・裁判  
2016.09.15.Thu / 19:45 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






遂に生徒たちの手によって始まる裁判。
それは、全ての真実を明らかにするために始められたはずだった。
しかし、実は裁判の意義は違っていたのだ。

過ちを認めること。
それを皆に告白すること。
反省すること。
誰かに赦してもらう事。
それらは未来を、より良く生きることに繋がっていく。

自らの過ちを認めるのは、とても辛い。
それを告白するのは、さらに辛い。
隠していれば楽だったのかもしれない。
けれど告白を選択した少年、少女たち。

裁判の前の重苦しさ。
しかし、裁判の後の開放感。
自らの過ちを告白したが故の未来。
そんな未来の輝きがまぶしく感じられた映画。




遂に始まった学校内裁判。
裁判を成功させる為に真剣に、必死に取り組む生徒たち。
親も教師も協力を惜しまない。
しかし、明かされていく事実は、それほど多くは無い。
犯人と疑われた大出君にはアリバイがあった。
樹里さんは告発文を書いたが殺人を目撃はしていない。
見たのは死んでしまった松子さん。
そして、最後に柏木君と話をしたのは神原君であり、
柏木君は、やはり自殺だったのだ。

しかし、この裁判の意義は、事実の判明にあるわけではない。
少なくとも、藤野さんと神原くんにとっては、そうだ。

本当に裁かれるのは自分自身。
そう告白する榊原君。
なぜなら、自分が柏木君を見捨てたから。
それはやむをえなかったのかもしれない。
しかし自分を赦せない榊原君。

藤野さんにも心の傷がある。
それは虐められていた樹里さんを見捨てたこと。

そんな総てを見つめ絶望した柏木君。
生きる意味が無いと判断したのかもしれない。
けれど、人はそんなに強くは無い。
間違いを犯すこともある。
けれど、人は立ち直れる。過ちを認め正そうと努力することも出来る。

裁判で告白をした神原君と藤野さん。
苦しかった。誰かに糾弾してもらいたかった。
けれど、裁判で赦された。
きっと、同じ過ちは繰り返さないと心に誓い、
それを実践していくのだろう。

過ちを松子さんに押し付けた樹里さん。
けれど、神原君と藤野さんを見て、
その態度を改める。

過ちを認めること。
それを皆に告白すること。
反省すること。
誰かに赦してもらう事。
それらは未来を、より良く生きることに繋がっていく。
そんな機会を与えられた生徒たち。
しかし、その場を創り上げたのは彼ら自身なのだ。

最後に彼らは友人となる。
得難い時に得難い体験を共有できたこと。
それは、とても貴重な体験なのだろう。

裁判の前の重苦しさ。
しかし、裁判の後の開放感。
自らの過ちを告白したが故の未来。
そんな未来の輝きがまぶしく感じられた映画。

* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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