イレブン・ミニッツ  
2016.10.27.Thu / 13:19 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






11分という限定した時間での出来事を、
様々な人物を通して、繰り返し描く、群像劇。

繰り返される同じ出来事が、
違う角度から描かれ、知的な興奮を誘う。

そして登場した人々の運命が収束していくラスト。

映画としては何も描いていない実験的な映画のように見えて、
それでも不思議な違和感を感じる。
黒い点の正体は?
そして、「お前は何一つ悔い改めていない」の台詞の意味。
けれど、この映画は明快な答えを出さないまま終わる。

不思議なストーリー展開と違和感に、
脳みそが刺激される映画。



ある日の夕方の5時。
様々な人々が、せわしなく活動している11分。
しかし、最後に訪れる大いなる悲劇。
その悲劇が全ての人々を巻き込んでゆく。
繰り返される同じ出来事が、
先ほど見たシーンを別角度から見たことを暗示していて、
面白く感じられるものの、
何度か繰り返されると、少し飽きてくる。

ラストで皆が悲劇に巻き込まれるのも予定調和的で、
この映画では、かなり力技に近い形で、
皆が悲劇に巻き込まれていくのは、
見ていて面白く感じられたものの、
それ以上の意味が見出せない。

けれど、映画全体から感じられる妖しい雰囲気。

黒い点の正体は
見たものは死にゆく運命にあるという、
死の予兆なのかもしれない。
また、悔い改めない者を、
地獄の死神が根こそぎ始末したようにも感じられる。
罪を犯していない者もラストの悲劇に巻き込まれているので、
この推測は当てはまらないのかもしれないし、
誰が死んで誰が生き残ったのかは、
明確に提示されてはいないので、
案外的外れな推測とも思えない。

映画のラストで映し出されるおびただしいモニター。
映画における悲劇がちょうど黒い点のように見えて、
それも面白く感じられる。

不思議なストーリー展開と違和感に、
脳みそが刺激される映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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