脳内ポイズンベリー  
2016.11.10.Thu / 22:57 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






二人の男性の間で揺れ動く女の子。
男性から見て、
この女の子が何を考えているのか分かりにくいのは、
実は、この女の子の頭の中では、会議が行われていて、
様々な感情が頭をもたげ、しかし、
会議の議長は優柔不断で決めることができないから。

好きな人と居るはずなのに、なぜか苦しい。
それは自分を偽って、好きな人にあわせているから。
けれど、それはきっと長くは続かない。
そして、それでは、より良い人生を送れはしない。

自分自身のために、苦渋の決断をした、女の子。
最後に魅せる、その健気さに、はっとさせられた映画。


真木よう子さんが、とてもキュート。
今までと、うって変わったイメージがとても新鮮。
そんな真木さんのキュートな魅力も堪能できる映画。



携帯小説のライターをしている、櫻井いちこさん。
年齢は三十なのだが、精神年齢はとても幼く感じられた女性。
過去にあった悲しい出来事。
相手を信頼して待った結果、相手には去られてしまった。
でも、本当は自分からは何もしなかった、何もできなかった。
そんな失敗故に、とても臆病になってしまった、いちこさん。


気になった青年に出会っても、声を掛けるのか、
そのままスルーするのか、、、
その精神的な葛藤を描くのに、脳内会議で表現するのが、
とても面白く感じられる。
様々な感情が瞬時に切り替わり、
一度決めたことでも、くよくよと悩んだり、怖気づいたり、
突然、取り返しのつかない発言をしたりとか、
確かに脳内会議してるよな、と思わずにはいられない。

いちこが好きな男、早乙女。
いちこを好きな男、越智さん。
性格といい、職業といい、人に対する態度といい、
全く正反対の二人。

いったんは早乙女を選んだものの、
一緒に居ても、なぜか苦しい。
小説が映画化された、いちこさん。
未だにフリーターの早乙女。
そんな格差がいちこさんを苦しめる。

早乙女と今後も付き合うためには、
自分を偽り、自分を否定しなければならないだろう。
それは、とても苦しいこと。つらいこと。
そして、相手にも失礼なこと。

今まで優柔不断だった議長。
しかし、自分の意見で別れを選ぶ。

もう、誤った道は歩まない。
もう、誤魔化さない。
自分の為にも。相手の為にも。

他人に振り回されることなく、
自分に振り回されることもなく、
自分自身で決めた、いちこさん。

自分自身のために、苦渋の決断をした、女の子。
最後に魅せる、その健気さに、はっとさせられた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
No.1440 / タイトル な行 /  comments(0)  /  trackbacks(0) /  PAGE TOP△ 拍手する
COMMENT TO THIS ENTRY

  非公開コメント
TRACKBACK TO THIS ENTRY

ご注意

ブログ内検索

全ての記事を表示する

プロフィール

ヤン

銀河英雄伝説名言録



present by 田中芳樹:徳間書店「銀河英雄伝説」

フリーエリア

FC2カウンター

フリーエリア

ブロとも申請フォーム

フリーエリア

CopyRight 2006 Heaven of the Cinema All rights reserved.