グッバイ、サマー  
2016.11.17.Thu / 23:00 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






お互いともに、
周りにまともに相手にされない少年二人。
夏休みに両親には内緒で、冒険の旅にでる。

自分たちで改造した自動車。
スマホよりは紙に描かれた地図。
時にケンカはするものの、すぐに仲直り。
最後には悲しい結末が待ってはいるが、
貴重な体験を夏休みに重ねた二人。

けれど、なんだか、
とても居心地が悪く感じてしまった映画。



背が低くて髪が長くて、
女の子に間違われてしまう少年、ダニエル。
家業を手伝っているので、いつも、
ガソリンの匂いを漂わせている少年、テオ。

同い年の友人からは相手にされず、
それ故に仲が良くなっていく二人。
手作りの自動車で夏休みに秘密の冒険に旅立つ。
諦めた夢を語る将来よりは、
成し遂げた冒険談を語る未来を選んだ二人が、輝いて見える。

出会った親切な歯医者から勘違いで逃げ出す顛末が可笑しい。
警察を誤魔化す方法も微笑ましい。
自動車が燃やされケンカになるが、すぐに仲直りする二人。
しかし、冒険の終わりには別れが待っていた。


ひと夏の貴重な経験。
本当は輝いて見えるのかもしれないが、
どうも、居心地の悪さを感じてしまう。

テオという少年がダニエルにとっては、
とても理想的過ぎて描かれているからかもしれない。
絵の展覧会が失敗しても楽天的に励ましてくれる。
マスをかいても気にしない。
大抵のことは受け入れてくれる。
もしかしたら、監督自身が理想とした友人。
少年時代にこんな友人が欲しかった願望。
それが具現化されたのがテオのように見える。
二人が友人になる過程が、
セリフで「君は僕の友人か?」「友人だとも。」
というだけで示されてしまっていたのは、
あまりに端折られているように感じた。
これも、その為のように思える。

貴重な経験を経たはずなのに、
ダニエル少年はあまりにも変わらないように見える。
ローラのことは、もう振り返らない。
友人の悪口を言った少年にパンチを見舞う。
それらがダニエルが成長した、ということなのだろうか?
ちょっと違うような気がしてならない。
少なくとも何かを克服したとか、
今までとは違った行動を取るようになったとかには、
見えない。


なんだか、とても居心地が悪く感じてしまった映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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