tokyo.sora  
2004.02.15.Sun / 22:29 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。

ほんの少しのふれあいが
自分を生に導く
軽い羽に
ほんの少しのきっかけが
自分を死に引きずりこむ
重い鎖に


わずかな希望や夢を抱えて、かろうじて、自分を保っている。
そんな女の子たち6人が登場する映画です。
そして、説明不足も手伝ってか、
彼女たちについて想像力をかきたてられる映画です。
台湾からの留学生は、
初めて人に肌をさらす前の日に、両親に電話をします。
謝るためなのか、励まして欲しかったのか、、
しかし、真実を語ることはできなかったのでしょう。
好きな彼氏に言葉が通じず、
読めない本を読める振りをして、きっかけを作りました。

オーディションに受かったと(見ている側が勝手に)思ったら、
ティッシュ配りの制服の具合を見ているだけだった、、、
着ている彼女の戸惑いなど、考慮されずに決まってしまった制服。
そして、外したくないメガネを外させようとするオーディション。

胸が小さいと悩む美大生。
彼氏の手が胸に伸びるたびに、
パットがばれることを恐れて
(それだけではないのかもしれませんが)拒否します。
戸惑う彼氏。

自分の小説を元に、さらに面白い小説を書かれてしまった。
自分には才能がないのかもしれない、、、
作家志望のヨーコ。

ランジェリーパブでは客との会話も弾まない。
店ではカットもさせてもらえない。
自分はとても不器用なのかもしれない。
美容師になりたいユキ

はやらない喫茶店
取りとめもない楽しい会話。しかし、
「生きるのが重いと感じることがある。毎日。」
実は、彼も彼女も同じ思いを抱えて生きてる。



周りは彼女たちに優しいのかもしれません。
しかし、同時にとても残酷です。
それは意図してはいないであろう残酷さです。
そして、周りの時間の流れの速さに、とまどう彼女たち。

自分が幸せだと思う瞬間こそが、
自分が生きていることを実感できる瞬間なのでしょう。
それこそが、自分が自分らしい時間なのかもしれません。
しかし、彼女たちは、なかなかそんな時間が持てません。

ほんの少しのふれあいが、自分を生に導く、軽い羽に。
ほんの少しのきっかけが、自分を死に引きずりこむ、重い鎖に。

生きることはつらく、
しかし、日常の些細なことが楽しく感じられたとき、
人はつらい人生を生きてゆけるのかもしれません。

* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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