寄生獣  
2017.01.12.Thu / 20:14 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






人間とは一体どんな存在であろうか?
一つの体に人間と異生物が同居することで、
あぶりだされる様々な問題。

悪魔という存在にもっとも近いのは人間だ。
そして、他者との共存はとても難しい。
しかし、人間は、自己の生存よりも、
他者の生存を優先させることもできる。

人の持つ本能。
その不思議さが印象に残る映画。



右手を異生物に乗っ取られた青年、新一。
新一の頭脳を乗っ取ることに失敗し、
右手のみに居座るパラサイトと呼ばれる異生物、ミギー。
人間の生態を学習し、
しかし、価値観の違いに戸惑うミギー。
悪魔に最も近い存在である人間。
人間は他の動物を食料としているのに、
人間を捕食することは悪いこと。

しかし、生き延びるには共闘が必要であり、
いつしか、お互いを受け入れ、
必要という以上の不思議な関係になっていく。


母親が乗っ取られた時、
その真実を受け入れられない新一。
頭では分かっている。でも感情がついていかない。
新一の悲惨な叫びが、とても哀れ。

パラサイトに心臓を刺され、
しかし、パラサイトの細胞を受け入れ、
体だけでもなく精神も変貌してゆく新一。

このあたりの染谷さんの演技は素晴らしい。
彼を主役に選んだことで、
この映画は完成度がぐっと上がったと感じられる。


学友を殺され、母親を殺され、
復讐に燃える新一。
しかし、最後には母親の体に助けられる。


最も悪魔に近い存在である人間。
しかし、人間は自らの生存よりも、
他者の生存を優先させる選択をすることもできる。
新一の母親のように。

使い古された議論なのかもしれない。
けれど完結編では更に深く描かれるであろう余韻を残して、
この映画は終了する。

人の持つ本能。
その不思議さが印象に残る映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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