アデライン、100年目の恋  
2017.01.12.Thu / 20:18 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






雷に撃たれて老化が止まってしまった女性。
それは誰もが望むような幸運。
しかし、彼女にとっては大いなる悲劇。

愛する者たちが自分よりも早く死んでしまう。
自身を守るため他人とは時を共に過ごせない。
そして愛する人にさえ打ち明けることができない秘密。

孤独の中に、止まっていた彼女の時間。
そして、彼女を愛した男の時間も、また止まってしまっていた。

しかし、新しい出会いにより時を進めようと決めた彼女。
それは、人との繋がりを渇望したが故なのだろう。
人を欲する想いが切なく感じられた映画。


百年以上を一人で生きてきた女性が持つ、内側からの魅せる魅力、
そして寂しさと孤独。
そんな不思議な佇まいを見事に表現したブレイク・ライヴリーさん。
彼女の魅力溢れた映画。




雷に撃たれて老化が止まってしまった、アデライン。
自分の娘は自分よりも年上に成長してしまう。
飼ってきた多くのペットたちは、
自分よりも早く逝ってしまう。
自分の秘密を守るため、同じ場所には長居はできない。
同じ男性を愛し続けることもできない。
長い孤独の中で、
自分の時間を止めるように生きてきた女性。
新しく出会えた男性、エリスは、とても素敵なのだけれど、
しかし、別れなければならない。
長く付き合えば別れが辛くなる。
けれど、離れられない。

エリスの父親、ウィリアムは、以前、自分が愛した男性。
しかし、別れてしまった男。
そしてウィリアムの時間も止まっている。
未だにアデラインを忘れることができないウィリアム。
そして、アデラインの名前を彗星に名付けては、
その到着を待っている。

そして、ウィリアムに秘密を見破られてしまったアデライン。

はたして、同じ過ちと悲劇を繰り返してもいいのだろうか。

逃げ出したアデラインを追うエリズ。
なぜなら彼女なしでの人生は考えられないから。
それは、アデラインも同じなのだろう。

全てをエリスに語るアデライン。
アデラインが嬉しそうに娘に説明する。
彼は知っている、と。
その言葉の響きがうれしい。
それは愛する人に自らの秘密を打ち明けることができる喜び。
そして、自分は一人ではないと感じる幸せ。


心が時を刻み始め、それと同時に体も時を刻み始めたのは、
偶然というよりは、必然なのだろう。

新しい出会いにより時を進めようと決めたアデライン。
それは、人との繋がりを強く渇望したが故なのだろう。
人を欲する想いが切なく感じられた映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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