寄生獣 完結編  
2017.01.19.Thu / 11:23 
「ネタバレ」あり。ご注意願います。






人間とは一体どんな存在であろうか?

人間は、自己の生存よりも、
他者の生存を優先させることもできる。
それは、異生物も同様なのだろうか?

そして人間を捕食しなければ生きられない異生物。
圧倒的な戦闘能力を持っていても、
人間に狩られれば、駆逐されてしまう弱い存在。

そして人間は、
地球環境のことを考えていないようでいて、
しかし、地球の今後を憂いている。
それは本能的に。

人の持つ本能。
その不思議さが印象に残る映画。




一つの体に共生している新一とミギー。

人とパラサイトは共存できない。
それを思い知った新一。
人間を捕食するパラサイトを駆逐するため、
殺された母親と学友の敵を討つため、
日々、パラサイト狩りを実施している。
果たしてパラサイトと人間の共存は可能なのか?
一人、その可能性を探り、実験を続けている田宮良子。

パラサイトは生殖を必要としない。
だから、母親の感情が理解できない。
けれど、子供を産めば、それも理解できるのだろうか?
そして、人肉を食べる必要が無ければ、
人間との共存も可能なのだろうか?
しかし、パラサイトの組織から、
そして、人間の組織からも追われる立場になる田宮。

母親の感情が理解できたのは、
人間に寄生したからなのか?
それともパラサイトが持つ可能性なのか?

いじめるな。
パラサイトは。今のところではあるが、
人に寄生して、人を食べなければ生きてはいけない。
存在が知られれば、人に狩られて、死ぬしかない。
そんな惨めで、か弱い存在。
それでも、人間にとっては脅威。
だから共存することもできないのだろか?


5つのパラサイトを体に持つ後藤。

誰かが後藤に命じた。
人を減らさなければ地球が持たない、と。
それは、きっと人の本能的な意識、生存本能なのだろう。
人間が生き残るためには人間を減らさなければならない。
そんな意識が後藤を生み出したのだろう。

後藤を倒し、しかし、とどめを刺さなかった新一。
必死に生きようとする後藤。
彼も地球に住む仲間なのだろう。
けれど、人とは共存できない。
悪くはなくても殺すしかない。
守りたい者のために。

これも使い古された論理かもしれない。
けれど、人の数を減らさずとも、
人は生き残る方法を見つけ出すことができるはずだ。
なぜなら、人は他の生物のことも慈しむことができるのだから。

永い眠りにつくミギー。
しかし、ミギーは新一と常に一緒に居る。


人の持つ本能。
その不思議さが印象に残る映画。
* テーマ:映画感想 - ジャンル:映画 *
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